検索窓
今日:7 hit、昨日:80 hit、合計:7,871 hit

花冠は貴方の為に  イタリア ページ11

イタリア×国男主


戦争・兵器、国が滅びる表現が含まれます。

______________


トン、トンと机を指で叩く音が響く。
広い会議室に金髪の男の怒りが満ち満ちていた。


先程までは何人か談笑をしていたのだが、男の叱咤によって黙り込んだ。
張り詰めた静寂と憤怒に、背の低い黒髪の男は唇を噛んで耐える。


ドタドタと騒がしい音が会議室の外から中へ伝わる。男はそれを察知し息を吸い込む。


「ごめーーんドイツ!また寝坊しちゃった!」


「俺は起こしたよぉ、でもイタリアが行かないでって言うからぁ…」


「お前らそこに座れ!!」





イタリアが男……ドイツに叱責を受ける中、もう一人の遅刻魔はつまらなそうに座っていた。


「今度は何でまた寝坊したわけ?」


「いやぁ、さっきも言ったけど俺は起きてたの。イタリアも起こしてあげようと思って電話したらさぁ?
半泣きで『俺が準備出来るまで置いてかないでぇ!!』って言うからさぁ…」


「それを置いていかないのがらしくて良いねぇ」


「でしょぉ。フランスも寝坊したら俺が一緒に遅刻してあげるよぉ」


それは嬉しいね、とフランスが口にするとドイツが遅刻魔へ迫って来た。


「次はお前の番だぞ」


「ええっ、俺別に寝坊してないのに!」


「遅れたのが問題だと言ってるんだ!!感覚がズレてるんだお前は!!」


ヴェー、ごめんね俺のせいでぇ…と嘆くイタリアを他所に説教第二弾が始まるのであった。

・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (45 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
65人がお気に入り
設定タグ:ヘタリア , 男主 , APH
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

凡夫(プロフ) - しょうゆだれさん» ありがとうございます!ゆるゆると更新していきますので是非とも見ていって下さい! (2月8日 0時) (レス) id: 4785ee1503 (このIDを非表示/違反報告)
しょうゆだれ - あなたの書く小説が大好きです!これからも更新楽しみにしてます! (2月4日 11時) (レス) id: cc28abac62 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:凡夫 | 作成日時:2024年1月21日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。