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「ッ…!」
真希の一言で、伏黒が恐ろしい顔で乙骨を睨みつけながらAの着物の首元を後ろから引っ張った。
『ぐぇっ、』というAの呻き声。
そして初対面なのに後輩から世紀末レベルで威嚇されている、何とも可哀想な乙骨。
「その辺にしてやれ、真希」
「はいはい。わーったよ。おい恵、今のは嘘じゃねーけど大袈裟に言っただけだ。握手くらいしてやれ」
「…」
それでも黙ったまま冷めたような威嚇するような目で乙骨を見る伏黒に、やれやれという様子の五条先生達。
どうやら伏黒恵さんは、ちょっとやそっとじゃ他人を信じないし、心を開かない人らしい。
それに対してもう一方は──、
まだ会ってからほんのちょっとしか経ってないけど、それでも分かる。
この二人、正反対すぎる。
自分より一回り小さいAを完全に背中に隠して、己も全く歩み寄る気のない伏黒。
「あ、あの──、僕、」
今は何とか剣に里香ちゃんの力を納めることができてるんだよ、と撤回しようとするもそれすら許されない状況にどうしたものかと困り果てる。
でも確かに…そうかもしれない。まだ完全に制御できてるとは言えないし…
「(もしかしたら、この人たちを傷つけてしまうかも──…)」
入学したての時、里香ちゃんを制御出来ずに同級生達に危なく重傷を負わせてしまいそうになったのは紛れもない事実だ。
もしや自分にも後輩ができるのか、と少し浮ついていた気持ちがズンと重く落ち込んだような感覚。
「(──やっぱり、まだ会ったばかりの人とはちゃんと距離を取った方が、)」
俯いた時、伏黒の背中からAがひょっこりと顔を出した。
『こんにちは!特級術師ってほんと？!あ、ですか？!』
「おい、A…!」
「っえ、あ──うん、無理して敬語使わなくてもいいよ。あと、その…ほんとに危ないから」
グイッと近づいてくるAに、色々焦って退け反る乙骨。
それでも引かないAに、あわあわとまたもや情けない声を漏らす。
『すっごい!特級って日本には四人しかいないのに、そのうち二人がここにいるなんて!日本狭いね〜』
「…まぁそもそも呪術関連の施設が日本国内にはここか京都かしかねぇからな」
「ああ見えてめちゃくちゃ馬鹿なんだよアイツ」
「あはは…」
『真希先輩!!!』
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Uo(プロフ) - 無さん» コメントありがとうございます❕イラストを載せるのは緊張するので、そう言っていただけると嬉しいです😖 (6月5日 1時) (
レス) id: d9295642a6 (このIDを非表示/違反報告)
無 - 絵うっっま！！！お話の方もサクサク行かせてもらってます！ (2022年12月27日 15時) (レス) @page36 id: 97d79e1a3f (このIDを非表示/違反報告)
Uo(プロフ) - 鈴さん» こちらのミスです、すみません😖修正したので、見られるようになったと思います…! (2022年12月20日 15時) (レス) id: 37eb27a647 (このIDを非表示/違反報告)
鈴 - すみません、夢主ちゃんの画像が見れないのですが…… (2022年12月5日 18時) (レス) @page9 id: e67e995d1b (このIDを非表示/違反報告)
Uo(プロフ) - アオちゃんさん» コメントありがとうございます❕そんなにお褒めの言葉を頂けるなんて、感激です…!!😖ご期待に応えられるよう頑張ります! (2022年10月3日 23時) (レス) id: 6bc61cb134 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とま | 作成日時：2022年9月13日 1時
