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ページ13

『二人大丈夫かな…あっちの方明らかにヤバかったよね』




「あぁ…モグラ全部潰してできるだけ早く向こうと合流しねぇと」




『てか顔ふたつにしても普通左右だよね?上下って珍しいパターンじゃない?なんか気持ち悪く見えるの多分そのせいだと思う…』



「…顔面二個あるやつに普通を求めるなよ」









『よーし、やるぞー!!』と拳を上げたAと二手に分かれて、至る所に現れるモグラ呪霊を祓う。









無限に出てくるように見えるが、この程度のレベルといえど呪霊が無限に発生し続けるなんてことは有り得ない。





出口を潰し続ければ、必ず消滅する筈だ。









「──裏の取り方が単純なんだよ」










ニタニタと気色悪い笑みを浮かべるモグラを根っこから叩き切る。






チラリと見ると、向こう側ではAが今ちょうどほとんどのモグラを祓い終わったようだ。










「…言ったろ。単純だって」










背後に現れたモグラを切り落とした、伏黒の式神"渾"。









恐らく最後の一匹だったソイツが祓われたことで、モグラの穴が音を立てて消滅した。






一先ず落ち着いて息を吐く。









「A、無事か」



『もちもち!』







『おもち!』とよく分からないけど楽しそうなAを横目に伏黒は自然と顔を上げた。










「(津美紀の方はこれで一安心…後は──)」









そして目を開けた──映った、天井から生えた、さっきまでとは比べ物にならないほど禍々しいそれ。






デカい、それに──、










『何それ…変な汁出てる!垂れてる!』






「(何だ──?生き残り?!さっきのが本体じゃないのか?!結界も閉じない…)」










突如天井に現れた大きなモグラの穴から出てきたそれは、ドサッ、と地面に着地した。






その姿に、思わず伏黒の動きが止まる。










「(呪霊の行動パターンに合理性を求め過ぎてはいけない。それでもずっと引っかかっていた…なぜ今になって、マーキングした人間の呪殺を始めたのか──)」










一人目の呪殺は6月───。












「(…6月───)」













目の前には、トラウマにすらなりそうな少年院のあの呪霊──、










『ぅえっ、双子?!?てかふんどし履いてるー!!』








──ニ体。














「……ッ──、」












✳︎

起首雷同-肆-→←・



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Uo(プロフ) - 無さん» コメントありがとうございます❕イラストを載せるのは緊張するので、そう言っていただけると嬉しいです😖 (6月5日 1時) (レス) id: d9295642a6 (このIDを非表示/違反報告)
- 絵うっっま!!!お話の方もサクサク行かせてもらってます! (2022年12月27日 15時) (レス) @page36 id: 97d79e1a3f (このIDを非表示/違反報告)
Uo(プロフ) - 鈴さん» こちらのミスです、すみません😖修正したので、見られるようになったと思います…! (2022年12月20日 15時) (レス) id: 37eb27a647 (このIDを非表示/違反報告)
- すみません、夢主ちゃんの画像が見れないのですが…… (2022年12月5日 18時) (レス) @page9 id: e67e995d1b (このIDを非表示/違反報告)
Uo(プロフ) - アオちゃんさん» コメントありがとうございます❕そんなにお褒めの言葉を頂けるなんて、感激です…!!😖ご期待に応えられるよう頑張ります! (2022年10月3日 23時) (レス) id: 6bc61cb134 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:とま | 作成日時:2022年9月13日 1時

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