45話 ページ45
＊
夕食を終えたグリフィンドールの談話室。占い学の宿題をしているハリー達の元に、満足げに箱を持ったハーマイオニーがやってきた。
箱の中には色とりどりのバッジがいくつも入っている。そして、バッジにはみんな同じ文字。
"S・P・E・W"
『スピュー？』
｢何に使うの？｣
｢
｢聞いたことないなあ｣
｢当然よ。私が始めたばかりです｣
｢へえ？｣
ロンがちょっと驚いたように言った。
ハリーとAはいつもの通り目を見合わせて、ハーマイオニーが次に言うであろうこと待つ。
｢メンバーは何人いるんだい？｣
｢そうね──あなた達が入会すれば──四人｣
｢それじゃ、僕たちが"
｢エス──ピー──イー──ダブリュー!!｣
ロンのいらん言葉にハーマイオニーが熱くなる。
｢ほんとは"魔法生物仲間の目に余る虐待を阻止し、その法的立場を変えるためのキャンペーン"とするつもりだったの。でも入り切らないでしょ？だから、そっちの方は我らが宣言文の見出しに持ってきたわ｣
羊皮紙の束を三人の前でヒラヒラと振るハーマイオニー。
もはや周りがほとんど何も見えていない彼女に、もう何を言っても無駄だ。
｢私、図書館で徹底的に調べたわ。小人妖精の奴 隷制度は何世紀も前から続いているの。これまで誰も何にもしなかったなんて、信じられないわ｣
｢ハーマイオニー、耳を覚ませ。あいつらは、奴 隷が、好き。奴 隷でいるのが好きなんだ!!｣
｢私たちの短期的目標は──!!｣
ロンの大声を上回る大声で、何も耳に入らない、というように読み上げるハーマイオニー。
まずいぞ、どうしようか……と思ったその時、トントンと軽くガラスを叩く音が聞こえた。
｢ヘドウィグ!｣
窓を叩いたのはシリウスからの返事を持って帰ってきたヘドウィグだった。
ハリーが急いで脚から手紙を解いて、大急ぎで走り書きしたような、とても短いその手紙を読み上げた。
"すぐに北に向けて飛び発つつもりだ。また傷が痛んだら、すぐにダンブルドアの所に行きなさい。ロン、ハーマイオニー、Aによろしく。"
手紙の内容は、ざっくりとこんな感じだった。
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とま(プロフ) - 平野澪さん» コメントありがとうございます❕気長にお付き合いいただけると嬉しいです…!! (2022年7月8日 1時) (
レス) id: d352a8403d (このIDを非表示/違反報告)
平野澪(プロフ) - 面白かった！！！！ (2022年7月7日 19時) (レス) @page50 id: 46f0f08380 (このIDを非表示/違反報告)
とま(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます❕嬉しいです…!!頑張ります🔥 (2022年6月3日 1時) (レス) id: 168ae22990 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - これすっごく面白いです！！ 続き楽しみにしてます！ (2022年6月1日 20時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
とま(プロフ) - to_mi_ta_20さん» コメントありがとうございます!!すごく嬉しいです…!!更新が本当に遅いですが、最後まで完結させるつもりなのでお付き合い頂けると嬉しいです❕ (2022年5月23日 22時) (レス) id: 168ae22990 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とま x他1人 | 作成日時：2022年5月6日 15時
