【11】コナンside ページ12
コナンside
コナン「昨日は経歴とか話してくれたのに、なんで話してくれないの?」
「昨日に関しては初対面の相手には当たり前の質問でしょ?今日は違う。まるで友人の中でも特別な存在でしかない人にしか聞かないような内容だもの」
コナン「それに昨日とはAさんの反応が違うよ!」
「あぁ。昨日は取り乱してたから。1日寝て、生理が出来たし、これが私だよ。聞かれる前に言っておくけど、最初に君と話した時は、私の作った姿だから。演技、うまいでしょ?」
そう言ってふふっと笑う。
な、何なんだ…演技?いや、演技だとしてもどちらが本当の速瀬Aなんだ?
俺たちが家族について聞いたことがそんなに悪かったのか…。
とにかくAさんは、俺たちに全く心を開いていないどころか距離を取ろうとしていることは分かった。
コナン「じゃあ、Aさんが僕達を信頼してくれたら話してくれる?」
「残念ながらそれはノー。あなた達を信頼することなんてないから」
コナン「そんなのやってみなきゃわかんねーだろ」
「やらなくても分かるよ」
コナン「そんな証拠どこにもねぇ!」
「できる証拠もどこにもない」
くっそ!!!なんなんだコイツ!!
はなから出来ないと決めつけやがって…。
そんなに言うんだったら。
コ「わぁった!勝手にやるからな!絶対に信頼させて、知ってること全部吐いてもらう!!」
「勝手にすれば?どうせできっこないんだから」
コナン「だから最初からできねーって決めつけn 昴「そこまでです」」
俺とAさんがヒートアップしていると昴さんが止めに入った。
昴「コナンくんもAも落ち着きなさい。A、あなたがそのつもり(全く話す気がない)なら僕らは引き出すまでです。こちらがどのような行動をしようと勝手でしょう?」
「…そうですね。私には関係ないですから」
昴さんが言うとすぐに奏さんは立ち上がって、部屋へと戻って行った。
イライラする気持ちを抑えようと、俺は冷めきった珈琲を一気に飲み干す。
溜まった苦さと喉に張り付く生温さが酷く強く感じる。
秀「まぁいいじゃないか坊や。俺たちと彼女、どちらが勝てるか勝負と行こう」
コナン「そうだね…。この勝負、俺たちが勝って必ず知っていること吐いてもらうんだから」
赤井さんと必ず彼女から情報を得ると誓い合った。
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作者名:コンパネ | 作成日時:2020年5月26日 1時