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内緒話 ページ9

「ただいま〜。」


家に帰ってきた霊幻は
そのまま学校カバンを持って部屋に戻った。

部屋に戻ると窮屈な制服を着替え
部屋着を着る。

スウェットに短パンと
至って動きやすい格好に身を包んだあと
制服をハンガーにかけた時だった。

「あっ。しまったなぁ。」


学ランのポケットに突っ込まれたハンカチ。

頬を殴られた時にAが
手当に使ったハンカチだ。

うっかり返し忘れ
そのまま持ってきてしまったらしく

霊幻は体操着とハンカチを持って
一階に降りた。

そのまま洗濯機に体操着を突っ込み

洗面所でハンカチを丁寧に手洗いし始めた。



そういえばあいつの苗字聞かなかったな。


霊幻はハンカチを洗う手を止めずに
そんなことを思いつく。


待てよ、ひょっとして
Aが虐められてるんじゃ?

ヒヤッ

と一気に周りの気温が下がったような
寒気のようなものを感じた。


。。。。。

ガコンッ

A「はい。いちごミルク。」

宇佐木「ありがとう。」



私たちは放課後

偶然帰り際に校門で出会ったので
河原の側にある自動販売機で話していた。

喉が渇いたと二人で
ちょうど今飲み物を買ったところだ。


ちなみに私は微糖コーヒー。



あの日以来

何かと宇佐木とは仲良くやっていて

こうして偶然の帰りに
自動販売機やコンビニに寄るのは
これで5回目になる。


宇佐木「今日帰ってきた小テスト、補習になっちゃった。」

「そっかぁ、じゃ次頑張ろ。」

宇佐木「うん。Aはすごいね。満点だったでしょ。」

「あれ、いつ見たの?」

宇佐木「見なくとも、クラスのみんなが話してたよ。」

「そうなんだ。」


なんだか辛気臭い雰囲気だな…
相談事か?


「なんかあった?」

宇佐木「うん。」


やっぱり。


宇佐木「実はね、先輩に告白されたクラスメイトって私なの。」

「そうだったんだ。辛かったね。」


マジかよ←


宇佐木「でも私、他の先輩が好きで断っちゃった。」

「一途なんだね。」

宇佐木「うん。霊幻先輩っていう頭のいい人なんだ。」

「えっ。」

宇佐木「内緒だよ?まだ誰にも言ったことないの。」



厄介なことに巻き込まれたな…






⁇?「霊幻…。」

ハンカチ返しにきたぞ→←霊幻という中学生



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Lemonaめろんそーだ。(プロフ) - めっちゃ続き気になります、、、 (2019年2月2日 23時) (レス) id: 410f0c8008 (このIDを非表示/違反報告)
くるみ(プロフ) - ありがとうございます (2017年8月9日 11時) (レス) id: e2cf070f5b (このIDを非表示/違反報告)
99(プロフ) - コメントをありがとうございます。読者様がそのように思ってくださっていることを知ってこの小説に定期的に取り組もうと再度思いましたので、明日投稿しますので宜しければ見てください。 (2017年8月9日 0時) (レス) id: 996208e53c (このIDを非表示/違反報告)
くるみ(プロフ) - 続きが凄く気になります (2017年8月9日 0時) (レス) id: e2cf070f5b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:99 | 作成日時:2017年5月11日 16時

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