【モブサイコ100】私の親友が超能力者の師匠になっていた件について【霊幻新隆】

霊幻という中学生 ページ8

なかなか消極的な性格で
今まで話さなかったが

夢野宇佐木。

ドジをしょっちゅう起こす
ドジっ子というやつで

まさに可愛い女の子。

ヒロインの部類に入るだろう。


ところが、この消極的な性格が邪魔をして
なかなか人と関わるのが難しいらしい。

そして意外にも私は彼女と親くなっていった。



。。。。。




手元にはいつも通りの安定した
１００点の小テストの用紙がある。

また「調子乗っている。」と言われそうだが

点数をわざと落とすと

補習になり、それはそれで面倒なので

霊幻はわざと
点数を下げるような真似はしなかった。

なにより点数が平均であったところで
この横暴な馬鹿共からの虐めが
解決するとは思えん。


「面倒くさいのに絡まれたな。」


それくらいしか霊幻は
彼らのことを気に留めていなかった。

ただ、それでも心は徐々に毒されたようで
いつの間にか一人

建前を作り人を避け
ぐんと周りより大人びてしまった。

ようは大人すぎて浮いているのだ。



あれ？ひょっとして俺
全然友達いないんじゃ…？


ぼけっと左手で満点の小テスト用紙を持ち
右手で頬杖をつきながら霊幻ははっとなった。


いやいや、まさかな。
ここ最近話し相手がいなかっただけで…

いや、それって友達いないってことだよな。


「おいおい、マジかよ。」


はぁっと溜め息をつきながら

一人窓際の席で霊幻は日向ぼっこをしながら
小テストが配り終えられるのを待っていた。


でも、友達いるとそれはそれで
面倒だし、うざったいんだよなぁ…


ここ最近霊幻は
この平凡な今までの生活に耐えかねていた。

友人がいても特に変化は起きない。

くだらない話で時間を無駄には使いたくなかった。

やはり帰宅部が最強という訳だ。



もっと、こう面白いことないかなぁ。







そんな中でふと、霊幻は最近



自分が虐められていないことに気づいた。

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