Strange experiences ページ7
「ルー、行かないで！
私、ルーがいないと寝られないもん！」
「もうそんな歳じゃないでしょう？
それに昨日一緒に寝てもらったじゃない。
我儘を言わないの。
笑顔でお見送りするのが約束でしょう。
ルーにとって喜ばしいことなんだから」
「でも、でも……」
「安心して、みんな。
一年に一回くらいは帰ってくるから」
「絶対よ！約束よ！」
「えぇ、約束。
帰ってきた時は笑顔で迎えてくれるかしら？」
「うん、もちろん！」
あの突然の出来事から一週間。
それは色々な意味で大変だった。
11歳となると孤児院の中では年上の部類になる。
小さい子たちからは泣き付かれるわ、
行かないでと怒られるわで
説得するのが大変だった。
逆に荷造りの方はすぐ終わってしまった。
まぁ元々おくるみ一つで預けられた身だ。
必ず持っていきたい品は少ない。
「ルーデリア、そろそろ」
「えぇ、シスター。
それじゃあみんな、さようなら！
また来るわ！」
「さようなら！
手紙、絶対書いてね！
私たちも書くから！」
孤児院の仲間たちに手を振って別れを告げると、
門の前で待っていた黒い人影に駆け足で近づく。
「遅くなってしまいすみません、
スネイプさん」
「かまわん、では行くぞ」
「は、はい」
相変わらず、無愛想な人だな。
そう、今日迎えに来たのは
校長先生ではなく、あの感じの悪い
セブルス・スネイプだった。
どうやら校長先生は随分忙しい人らしい。
本当に私を引き取る気はあるのか？
そう思わずにはいられないが、
その言葉を口に出すことはしなかった。
校長先生といいセブルス・スネイプといい訳あり感が半端ではない。
きっと私を引き取る件も何かしら理由がるのだろう。
そして今説明しないのにもきっと理由があるはずだ。
答えが返ってこない質問をしても意味はないので、
私は何も言わず黙ったまま彼の後ろについて歩くことにした。
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庵原史穂(プロフ) - 暁ホームズさん» ノップさん、お久しぶりです！覚えていてくださりありがとうございます！ハリーポッター良いですよね。私昔から大好きで知っている方がいらっしゃって私も嬉しいです。ハリーポッターは不朽の名作ですから♪ (12月28日 21時) (
レス) id: 9591776113 (このIDを非表示/違反報告)
暁ホームズ(プロフ) - 何処かで見た事ある作者名だと思ったら、ウログで相互フォローの方でしたか！名前変えましたが、ウログで相互フォロー中のノッブです！ハリーポッター知っていて嬉しいです(*´꒳`*) (12月28日 21時) (レス) @page3 id: c5c7985cdd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：庵原史穂 | 作成日時：2023年12月26日 17時
