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新しい家族。
そう言われ驚きつつも部屋の中を見渡すと、
そこには見たことのない男性がいた。
脂っこい黒髪を肩まで伸ばし、痩せた体、土気色の顔。
そしてややくたびれた全身黒ずくめの服を着ていた。
この人、本当に大丈夫か？
見た目からして不健康にしか見えない。
しかも子どもに対しても少しも笑顔を向けない。
シスターが本当にこの人を許したのか？
「こちらはセブルス・スネイプさん。
学校で教員として働きつつ研究をしているそうよ。
実は新しく家族になるのはこの方ではなくて
スネイプさんの上司、校長先生なのよ。
本当は校長先生ご本人が来てくださる予定
だったのだけれど、
急に用事が入ってしまったみたいで。
急遽スネイプさんが来てくださったの」
「は、はぁ……」
そうシスターに紹介されると、
セブルス・スネイプは軽くこちらを見た。
いや、会釈ぐらいしろよ。
そんな態度、私じゃなかったら子ども泣くぞ。
「校長先生、アルバス・ダンブルドアさんとは
何度も面談してるから大丈夫。とても素敵な方よ。
本当は今日貴方との初めての面会だったのだけれど、
また今度の機会にしましょう。
ただ一応伝えた方がいいと思って。
それてもこのお話なしにする？
今すぐ決める必要はないから…」
「いえ、そのアルバスさんと家族になりたいです」
「えぇ、わかったわって、えぇ！？」
まさかあの子が言っていたことは当たったらしい。
昔からあの子の予想は本当によく当たる。
新しい家族は校長先生か。
まぁ目の前の男性でないなら別に構わない。
上司の代わりに孤児院に足を運ぶ人だ。
根は悪くないのだろうが、なんせ愛想がなさすぎる。
まだその校長先生とやらには会ったことがないが、
良い機会かもしれない。
正直、あまりここに居たくないのだ。
もちろんシスターには良くしてもらってるし、
他の孤児たちともうまくやっている。
ただ神様にちょっと恨みを持っている私にとっては
少し居心地が悪いのだ。
あと、両親のことも知りたいし。
ここの中にいるとどうしても手掛かりが少なく
調べにくい。
それにシスターの目は確かだ。
そのシスターが大丈夫だと言うのなら
きっと大丈夫なのだろう。
「シスターが今日わざわざ私に合わせるということは
何か意味があるのでしょう？
それに、シスターの目を信じていますから」
「そ、そう」
「では、吾輩は一週間後に君を引き取りに来る。
では、これで」
まさかこの決断が魔法界に関わりがあるとは
その時の私は思いもしなかった。
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庵原史穂(プロフ) - 暁ホームズさん» ノップさん、お久しぶりです！覚えていてくださりありがとうございます！ハリーポッター良いですよね。私昔から大好きで知っている方がいらっしゃって私も嬉しいです。ハリーポッターは不朽の名作ですから♪ (12月28日 21時) (
レス) id: 9591776113 (このIDを非表示/違反報告)
暁ホームズ(プロフ) - 何処かで見た事ある作者名だと思ったら、ウログで相互フォローの方でしたか！名前変えましたが、ウログで相互フォロー中のノッブです！ハリーポッター知っていて嬉しいです(*´꒳`*) (12月28日 21時) (レス) @page3 id: c5c7985cdd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：庵原史穂 | 作成日時：2023年12月26日 17時
