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「そういえば、赤子は！
確かマーリンには生まれて間もない子どもが
一人いたはずです！
もしかしてその子も？」
「安心しなさい、その子なら無事じゃ。
先程家の中で泣き崩れた屋敷しもべ妖精に
聞いたからの」
「それは良かった。
ちなみにその子はまだあの家の中に？」
「いや、マグルが経営する孤児院じゃ。
と言ってもマーリンのことを知るマグルじゃがな」
「マグルですか？
それではあの子に何かあった時、
奴らから守れないではありませんか！
今すぐにでも連れ戻して
我々騎士団のメンバーの誰かの家で保護すべきです！」
「まぁまあ、落ち着きなさいな、マクゴナガル先生。
奴らから目をつけられている我々より、
全く関係のないマグルの元に預けた方が安全じゃ。
それに、そのマグルは
マーリンが信頼して預けた相手じゃ。
わしはマーリンの人を見る目を信頼しておるからのう。
何、一応何かあった時のための策は
きちんと考えておる」
「そうですか、マーリンの知り合いのマグルですか。
ちなみにいつまでそこに預けるおつもりで？」
「11歳までじゃ。
その時が来たらわしがきちんと説明するつもりじゃ。
おっと、長居し過ぎたようじゃ。
マクゴナガル先生は本部へ戻って
このことを皆に伝えておくれ。
葬式の準備をせねばならないからのう。
ほれ、切り替えるのじゃ。
我々の戦いはまだ終わっておらぬぞ」
「えぇ、そうですね。
私は本部へ行って伝えてきます。
アルバス、貴方は？」
「わしはこの後行くところがあるからあとで合流じゃ」
「わかりました、それではお先に。
また後ほど」
女性は老人に別れを告げると、
突然姿を消した。
老人はそれを見届けると、
また懐からライターを取り出し街灯に向け、
微かな灯りを灯した。
「幸運を祈る」
その祈りは誰もいない閑散とした住宅街に
静かに消えていった。
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庵原史穂(プロフ) - 暁ホームズさん» ノップさん、お久しぶりです！覚えていてくださりありがとうございます！ハリーポッター良いですよね。私昔から大好きで知っている方がいらっしゃって私も嬉しいです。ハリーポッターは不朽の名作ですから♪ (12月28日 21時) (
レス) id: 9591776113 (このIDを非表示/違反報告)
暁ホームズ(プロフ) - 何処かで見た事ある作者名だと思ったら、ウログで相互フォローの方でしたか！名前変えましたが、ウログで相互フォロー中のノッブです！ハリーポッター知っていて嬉しいです(*´꒳`*) (12月28日 21時) (レス) @page3 id: c5c7985cdd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：庵原史穂 | 作成日時：2023年12月26日 17時
