A New Life ページ15
『アルバス・ダンブルドアは、
近代の魔法使いの中で最も偉大な魔法使いと
言われている。
特に、一九四五年、闇の魔法使い、
グリンデルバルドを破ったこと、
ドラゴンの血液の十二種類の利用法の発見、
パートナーであるニコラス・フラメルとの
錬金術の共同研究などで有名……』
「最も偉大な魔法使い、ねぇ……」
全くとんでもない人が
自分の身元引受人になってしまったようだ。
欧州情勢複雑怪奇ならぬ、
私の人生複雑怪奇だ。
そんなことを考えていると
控えめにノックをする音が聞こえた。
「お嬢様、朝ご飯の支度が終わりました」
「わかったわ、ダグラス。
すぐに下に降りるわ」
屋敷しもべ妖精、ダグラス。
彼は昔からずっとマッキノン家に仕えている
屋敷しもべ妖精らしい。
らしいというのは、
初めてこの家に来たあの日、
ダンブルドア先生が帰ったあと
彼からそう聞いたからだ。
ちなみに私を死喰い人から守り
あの孤児院に届けたのはダグラスらしい。
本当に頭が上がらない。
心の中で
珍妙な生き物とか言ってごめんなさい。
と言ったのは内緒である。
「お嬢様は今日もお目覚めが早いですね」
「あーまーね。
孤児院の頃はこれくらいに起きて
下の子の面倒見てたから」
「さすがお嬢様！」
「いやさすがってほどじゃないから。
年上が年下の面倒を見るのが規則ってだけだから」
そんな会話をしながら私は朝食を口に運ぶ。
うん、今日も美味しい。
自分と自分の両親が魔法使いだという事実を知ってから、早一ヶ月。
私は家にある大量の本とダグラスの知識を借りながら
この魔法界について知ることに費やした。
最初こそは驚いたものの、
一週間もすればふーん、そうなんだと
納得している自分がいた。
やはり慣れというものは恐ろしい。
「今日はスネイプ様がいらっしゃいますが、
それまではどのようにお過ごしになりますか？」
「とりあえずさっきの本の続きを読むわ」
「では後ほどお部屋に紅茶をお持ちしますね」
「ありがとう、ダグラス」
外は八月ということもあり、
太陽が高く昇り蒸し暑い。
私は部屋にあったフランス窓をガラガラと開け、
外を眺めた。
こんな日の光が厳しい日には家にいたいが、
約束は約束だ。
それに自分の買い物に付き合ってもらうのだ、
贅沢は言えない。
紅茶を片手にしばらく本を読んでいると
突然目の前から本が消えた。
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庵原史穂(プロフ) - 暁ホームズさん» ノップさん、お久しぶりです！覚えていてくださりありがとうございます！ハリーポッター良いですよね。私昔から大好きで知っている方がいらっしゃって私も嬉しいです。ハリーポッターは不朽の名作ですから♪ (12月28日 21時) (
レス) id: 9591776113 (このIDを非表示/違反報告)
暁ホームズ(プロフ) - 何処かで見た事ある作者名だと思ったら、ウログで相互フォローの方でしたか！名前変えましたが、ウログで相互フォロー中のノッブです！ハリーポッター知っていて嬉しいです(*´꒳`*) (12月28日 21時) (レス) @page3 id: c5c7985cdd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：庵原史穂 | 作成日時：2023年12月26日 17時
