17話 昼食、共にす ページ20
午前の授業が全て終了し、昼食の時間。
お腹を空かせた雄英生で賑わう一角で、
密かに学生たちが騒いでいるのだが＿＿＿＿
えー、こちら閃光。
ただ今、日の光が差し込む食堂のテーブルで
言い争いが発生しています。
とてもお腹が空いているので速く食べたいのですが、
さっきから席に座れないので
争いが終わるのを待ってるんだけど……
一緒に食べたくない爆豪君と誘おうと必死な切島君。
勝利はどちらの手に＿＿＿＿＿
「この白米うめぇ！」
「日本人の主食はお米だからね」
「白米に落ち着くよね、最終的に！」
「わかるわぁ」
「おかわりだ、コラ」
「OK！」
切島君の勝利でした！
いやそもそも戦うことじゃないからね、これ。
本来はご飯を美味しく食べるところなのに……
「お、閃光食べんのはぇーな！」
「そう？」
「ちゃんと噛んで食えよ〜」
「瀬呂君、父さんみたいなこと言うね……」
「え、閃光の家って父親が飯作んのか！？」
「うん、そうだけど。
父さんの料理美味しいよ〜」
「自慢げに話すんじゃねぇ」
「ちょ、なんでそこで不機嫌になるのさ」
「そうだぞ、爆豪！
てかお前、どんだけおかわりすんだよ」
「腹が減ったらぶっ殺せねぇだろうが！」
「相変わらず、言動が規格外すぎるよ、君」
こうやって大勢でわちゃわちゃして食べるのって、
なんかいいな〜。
爆豪君もなんだかんだいって不愉快ではなさそうだし。
最初はどうなることかと思ったけど、
この5人と食べれて良かった。
「すみません、カレーおかわり！」
高校生活初日の昼食は、
青春の味がした。
大食堂で一流の料理を腹一杯食べると、
いよいよ午後の授業、『ヒーロー基礎学』が待っていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 173人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
庵原史穂(プロフ) - イケおじ派さん» 本当ですか！ありがとうございます！ (2023年1月21日 22時) (
レス) id: 0038db6d5e (このIDを非表示/違反報告)
イケおじ派 - 3話のイケおじ派がめちゃ共感です (2023年1月21日 21時) (レス) @page4 id: ec49e52911 (このIDを非表示/違反報告)
庵原史穂(プロフ) - 瑞樹さん» ご連絡ありがとうございます！全く気付いていませんでした……今後このようなことがないよう気をつけますが、もしまたあったらその時は教えてくださると助かります。 (2023年1月9日 18時) (レス) id: 0038db6d5e (このIDを非表示/違反報告)
瑞樹(プロフ) - 訂正になって申し訳ないのですが、八百屋ではなく八百万かと思います。間違っていたらすみません。 (2023年1月9日 18時) (レス) @page38 id: 140729f59d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
