14話 ページ17
黄色のゴーグルに、宙を舞う捕縛布。
見ただけで人の個性を抹消する個性。
抹消ヒーロー、イレイザーヘッド！
「イレイザー？」
「え！知らないの⁉︎
確かにメディアには余り出てないけど、
超大物ヒーローじゃん！なんで⁉︎」
「逆になんで閃光は知ってんだよ？」
「あ、あぁそれは、歴代の卒業生をあらかた調べたから……」
「ヒーローオタクなのか？」
や、やらかした〜
お、思わず突っ込んでしまった。
でも、歴代の卒業生を調べたのは本当のこと。
この世界について詳しく知りたかったし。
そして厳密に言うと切島君、
私は二次元オタクであり、ヒーローに限定していない！
そんな中、相澤先生はデクくんの弱点を指摘していた。
「緑屋出久、お前の力じゃヒーローになれないよ」
相澤先生の指摘にデクくんは相当なダメージを受けたようで、
いつもの彼と様子が違った。
多分、大丈夫だと思うけど……
「落ち着いて、自分を信じて！」
大丈夫、君は最強のヒーローになれるから。
今までの努力を、信じて！
すると、705.3という好記録を叩き出した。
「先生、まだ動けます！」
唇を噛み締めながら自信気に言う彼の姿は
最高にカッコよかった。
「どうゆことだ」
あ、忘れてた。
「訳を言えぇ！デク、テメェ！」
まぁそうなりますよね〜。
「あぐっ！なんなんだこの布は！
カッテェ！」
「特殊繊維の織り込んだ捕縛布だ。
たくっ、何度も何度も個性使わせんなよ…
俺はドライアイなんだ！」
可愛すぎるだろ！！！！！！！！
キメ顔でドライアイなんだって言ってるところがメチャ良い！
あー、動画に収めたかった！
その後体力テストの全種目が終了した。
そして問題の結果は＿＿＿＿4位⁉︎
え、え、えぇ！？グェッゲホゲホ……
さっきの心配無駄だったやないかい！
違う意味で嫌な予感当たったけど……
ま、まぁ、モブで終わるよりはマシか。
うん、そうだよね！
うん、そういうことにしておこう。
「ちなみに除籍処分は嘘な」
「え」
「君らの個性の最大限を引き出す、
合理的虚偽だ」
「あーーー！！！！！！！！」
カワイ良すぎる！！！！！！！！
何その、イタズラ成功した青年みたいな顔！
最高なんですけど！
写真撮らせてください！！！！！！！！
「これにて終わりだ。
教室に帰ったらカリキュラムに目を通しておけ。
あと閃光、さっきから情緒激しいが大丈夫か？」
エ、アナタノセイデス。
こうして無事、個性把握テストは終了した。
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庵原史穂(プロフ) - イケおじ派さん» 本当ですか！ありがとうございます！ (2023年1月21日 22時) (
レス) id: 0038db6d5e (このIDを非表示/違反報告)
イケおじ派 - 3話のイケおじ派がめちゃ共感です (2023年1月21日 21時) (レス) @page4 id: ec49e52911 (このIDを非表示/違反報告)
庵原史穂(プロフ) - 瑞樹さん» ご連絡ありがとうございます！全く気付いていませんでした……今後このようなことがないよう気をつけますが、もしまたあったらその時は教えてくださると助かります。 (2023年1月9日 18時) (レス) id: 0038db6d5e (このIDを非表示/違反報告)
瑞樹(プロフ) - 訂正になって申し訳ないのですが、八百屋ではなく八百万かと思います。間違っていたらすみません。 (2023年1月9日 18時) (レス) @page38 id: 140729f59d (このIDを非表示/違反報告)
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