プロローグ あの日の決意(続き) NOside ページ2
少女はさらに強く握りしめ、もう一度言った。
「教えて」
「はぁ? 」
「あなた、あの化け物についてなんか知ってるんでしょう?
だから、教えて」
「んだから、何をだよ! 」
「あの、化け物との戦い方よ…… 」
「はぁ……。
確かに、俺はあの化け物について知ってる。
だがなぁ、こっちの道に進むんじゃねぇ。
お前みたいなやつはすぐ死ぬ。
死にたくないなら血迷っても
んじゃ、俺はもう……」
「フッ……。
その逆よ、死にたくないから戦うのよ」
「んぁ?
テメェ、舐めるんじゃねぇぞ!
そんな簡単に……」
「 私は、もうこんな目に遭うのは嫌!
だからと言って、誰かが化け物を全滅させてくれるまで、怯えながら過ごせって言うの?
そんな生き方なんて、さらに嫌よ!
……もう、知らなかった頃には戻れない……。
私は、死にたくない。
誰かに自分の最期を決められるのは嫌だ。
生きたい、生き残りたい……。
人の生き方なんて、ほとんど生まれた時に決まってる……。
なら! 自分の最期くらいは、選びたいじゃない!
私の道を邪魔する奴は、一匹残らず地獄に葬ってやる!
……だから、教えて! 」
少女の力強い言葉は空にも届いたのだろう。
吹雪はやみ、一瞬の静寂が訪れた。
少女の瞳は力強く傷男の目をじっと見つめていた。
まるで獲物を捕らえた猛獣のように……
これが少女の最初の選択、最初の分かれ道……
第一話 黒髪の少女 炭治郎視点→←プロローグ あの日の決意 NOside
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庵原史穂(プロフ) - 西村莉唯(りあ)さん» 西村莉唯様、温かいお言葉ありがとうございます。ご期待に添えるようこれからも精進して参りますのでよろしくお願い致します♪ (2022年3月6日 17時) (レス) id: 0038db6d5e (このIDを非表示/違反報告)
西村莉唯(りあ)(プロフ) - 更新したら私即見ます!なので頑張ってください! (2022年3月6日 16時) (レス) id: 929c6fdeb8 (このIDを非表示/違反報告)
庵原史穂(プロフ) - 夏美さん» ありがとうございます! (2022年2月19日 22時) (レス) id: 0d9f41f564 (このIDを非表示/違反報告)
夏美(プロフ) - 更新頑張ってください! (2022年2月19日 22時) (レス) id: 5adf9ec04a (このIDを非表示/違反報告)
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