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あむぴッ(悲鳴)
ぴくりとも動かなくなった私を見て慌てたコナンくんが、バッと私の前に飛び出した。
私と安室さんの間に入る形で立つと、「どうしたの安室さん！？」と声をかける。
どうやらフォローに回ってくれるらしい。
これは頼もしいですよ…
きょうからおまえはわたしの
「いや？コナンくんと篠崎さんがとっても仲が良さそうに見えたから、少し気になっただけさ。」
「あっふーんそれ気のせいだよ！何言ってるの安室さん！」
おまえがなにいっとんねん！！！(泣)
びっくりしたわ！
あまりにも華麗な手のひら返しで呼吸止まったわ！
仲良いでしょ私たち！？
お前私の前だとちょっと素が出てたじゃん！
あまりのショックに言葉を失う私。
前言撤回だこの野郎。
きょうからおまえはわたしの敵や
「ホォー、そうなんですか篠崎さん？先ほどコナンくんの頭を撫でていたようですけど…」
「…………、見間違いですわ……」
「ほらAさんもこう言ってるし！」
「でもコナンくん、彼女のこと下の名前で呼んでるじゃないか。」
「えっ僕名前なんて呼んでた？空耳だよお、ねーお姉さん！そう言えばお名前なんて言うんだっけ？」
「……………………篠崎、Aですわ…………」
こんなことってないよ！
理解者からの突然の裏切りに動揺が隠せない。
こんなの酷い。コナンくんの小悪魔。
私の心を弄んだ罪は重い。あまりに重い……
とんでもない仕打ちにどんより沈んでいると、毛利探偵が「分っかりましたァ！」と弾けるような笑顔で叫んだ。
その様子に蘭ちゃんが「本当なのお父さん！」と驚き、園子様が「でも眠ってないわね。」と冷静に分析している。
あっちは楽しそうで良いな……
ね、コナンくん。
目をそらすなコラ。
私は精神的ダメージによろけながらも立ち上がり、他の容疑者たちとともに小五郎のもとへと歩き出した。
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作者名：しま | 作成日時：2018年4月22日 16時
