第６片 ページ8
ヤミ「お前が魔法帝になるってことは、ここにいる団長全員を超えるってことだ
お前にできると思うのか、魔力がねぇお前が」
貴「……」
ヤミさんの言葉は残酷にも、その通りだった
少年が試されいる、と知っていてもその重圧は本物だ
さて、どう出る
アスタ「俺は……！
今日魔法騎士団に入れなくてもっ…
いつか、貴方たちを超えて、魔法帝になってみせます！！！」
貴/ヤミ「！！」
必死で重圧に耐えながら、確固たる意思をもって少年は言い切った。
その瞬間、私は少年が見えない賭けに勝利したことを悟ったのだ
ヤミ「………くくっ、 はっはっはっはっ！！！！
お前、面白い！！
うちに来い！」
アスタ「…へ？」
突然のヤミさんの変わりように、少年は目をパチクリさせた。
ヤミ「ウチで死ぬほどコキ使ってやるよ
そんで、
いつか魔法帝になってみせろ」
何時もの調子で、ヤミさんは無理難題を軽く言った。
だが、少年は顔を輝かせ、
アスタ「っ〜…はいっ！！！！」
涙の浮かぶ目でそう応えた。
やれやれ の意味を込め、私は誰にともなく笑う
かくして、魔力０の少年は、我らが黒の暴牛に
入団することになったのだった。
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
アスタ「ハージ村から来たアスタっす！！
よろしくお願いしまぁーーーす！！」
ヤミ「うるせぇ」
貴「ははは、元気がよろしい」
発表も終わり、ほとんどの受験者がトボトボ帰る中、新入団員の少年とヤミさん、私、フィンラルは集まっていた
貴「私は副団長のA.アドレイ
よろしくね」
私は、アスタに向かって手を伸ばした
アスタ「っ！//////
よ、よろしくお願いしまぁーーーす！！////」
アスタはガチガチになりながら、握手を返してくれた
弟がいたらこんな感じかな？とかくだらないことを思ったが、純粋さと可愛さにお姉ちゃんスイッチが入りそうになる。
フィン「じゃ、今からアジトに帰りますか！」
フィンラルが空間移動の穴を開けた。
皆がゾロゾロと穴に入るが、私は、
貴「すみませんヤミさん、私これから寄りたいところがあるので、先に帰っててもらえますか？」
しかし、ヤミさんは私の突然の申し出に特に驚くこともなく
ヤミ「そう言うだろーと思ってたよ
まぁ、ゆっくりしていけ
数ヶ月ぶりに愛しの妹に会えるんだ」
私は返事の声が弾むのを自分でも感じた。
ヤミさんの心の広さに感謝し、私は空へ飛び立った。
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氷輪(プロフ) - しーさん» 鋼でしたね！すみません！訂正します！ご指摘ありがとうございます！ (2018年12月24日 9時) (
レス) id: 9e47dac2f9 (このIDを非表示/違反報告)
しー - クラウスのまほうは青銅ではなく鋼魔法です (2018年12月24日 7時) (レス) id: 05e026159a (このIDを非表示/違反報告)
氷輪(プロフ) - ツバサさん» ありがとうございます！！楽しみにしていただけて嬉しいです！！ソリド兄様になってますね（笑）ご指摘もありがたいです！訂正します！！ (2018年12月22日 23時) (レス) id: 9e47dac2f9 (このIDを非表示/違反報告)
ツバサ(プロフ) - めっちゃ面白です！続きが楽しみです！あと、22話のソリド兄様に褒められたとありますがノゼル兄様ではないでしょうか？ (2018年12月22日 22時) (レス) id: 569f9ab0cc (このIDを非表示/違反報告)
な。 - 氷輪さん» こんな拙い文章にお返事の言葉、ありがとうございます。作者さまの他の作品も、楽しく心打たれながら読ませて頂いております！！好きです………ずっと神だと思っていた作者さまが推しのストーリー作ってくださったなんて感激すぎる。好き……愛が重くてすみません（笑） (2018年7月12日 22時) (レス) id: 87a58fa8a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：氷輪 | 作成日時：2018年5月19日 21時
