第５片 ページ7
貴女side
ようやく、試験は始まった
今年は優秀な受験生が多いようで、なんと四つ葉のグリモワールの持ち主までいる。
片や…
貴「…あの子、魔力がないようですね」
ヤミ「あぁ」
私とヤミさんが見る先には、
全く、魔法を使わずに試験を受けているさっきの少年
貴(でも、なんだろう…あの子には何かある気がする…何故か、目が離せない…)
他の受験生にも目を向けつつ、私はあの男の子をずっと注視していた
￣￣￣￣￣￣￣
その時は、突然に訪れたーーー。
アスタ「俺は、まだ動くぞ！！」
フッハ「ま、待て！」
アスタ「待つかぁぁぁあ！！」
ドカァァァン！！！
貴「！！」
なに、今の…
魔法を、打ち消した！？
私は、今までみたことのない魔法に、胸が高鳴るのをしっかりと感じた
貴「アンチ魔法、か…」
ヤミ「アイツが気になるのか、A」
貴「ええ 少し荒削りですが、目が離せなくなりそうです」
ヤミさんは、そうか と短く答えた。
でも、ヤミさんもかなり興味をそそられているようだ。
一方、これをゴーシュが聞いていたらと隣のフィンラルが想像し、顔を蒼くしていた。
￣￣￣￣￣￣￣￣￣
試験が全て終わり、残るは結果発表のみ
受験者は一人ずつ番号を呼ばれ、それぞれの
結果を受け止めている。
次は…
貴「四つ葉の彼には、もちろん挙げるつもりなんでしょう？」
今回の試験で、ダントツの実力を示した少年だ
ヤミ「ああ、多分 金さんに取られるがな」
貴「！ やはり、金色の夜明も…」
私とヤミさんの予想通り、四つ葉の彼は金色の夜明団を選んだ
ここまでは予想通りだ。
しかし、次は…
アスタ「よろしくおねがいしまぁーーーす！！！」
魔力０の彼の番だ
しかし
貴「………」
挙手はない
だが私は見た。
ヤミさんの目に、悪巧みをするような、何かを試すような光があるのを
その場から離れない彼に、周りから心ないヤジが飛ぶ。だが、それを一気に黙らせる一声が響いた。
ヤミ「お前、魔法帝になるっつたな」
貴「！！」
ヤミさんは、驚く彼の前に飛び降り、
とてつもなく強大な魔力を放出した。
少し遠くにいる私ですら肌にピリピリした感触が伝わる
これを真っ向から受けている少年に、心配とも同情ともつかない、ハラハラした気持ちになった
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氷輪(プロフ) - しーさん» 鋼でしたね！すみません！訂正します！ご指摘ありがとうございます！ (2018年12月24日 9時) (
レス) id: 9e47dac2f9 (このIDを非表示/違反報告)
しー - クラウスのまほうは青銅ではなく鋼魔法です (2018年12月24日 7時) (レス) id: 05e026159a (このIDを非表示/違反報告)
氷輪(プロフ) - ツバサさん» ありがとうございます！！楽しみにしていただけて嬉しいです！！ソリド兄様になってますね（笑）ご指摘もありがたいです！訂正します！！ (2018年12月22日 23時) (レス) id: 9e47dac2f9 (このIDを非表示/違反報告)
ツバサ(プロフ) - めっちゃ面白です！続きが楽しみです！あと、22話のソリド兄様に褒められたとありますがノゼル兄様ではないでしょうか？ (2018年12月22日 22時) (レス) id: 569f9ab0cc (このIDを非表示/違反報告)
な。 - 氷輪さん» こんな拙い文章にお返事の言葉、ありがとうございます。作者さまの他の作品も、楽しく心打たれながら読ませて頂いております！！好きです………ずっと神だと思っていた作者さまが推しのストーリー作ってくださったなんて感激すぎる。好き……愛が重くてすみません（笑） (2018年7月12日 22時) (レス) id: 87a58fa8a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：氷輪 | 作成日時：2018年5月19日 21時
