[探偵チームKZ事件ノートOS]〜廃墟アパートは知っている〜

都市伝説！？ ページ4

「なぁなぁ、あの噂知ってるか？
　菜穂？」

「ん〜？
　あの、都市伝説？」
「そうそう！それ！」

何？
都市伝説？

ゾクゾク、、、

「誰も住んでないはずの廃墟アパートに出るって言う話でしょ？」

「ね、ねぇ。
　出るって何が？」
「そりゃぁ〜、もちろん、、、」

ゴックン、、、、

「幽霊だよ！」

ヒィ〜！

「こら、怖がらせないの！」
「悪い悪い！」

「でも、それ、ただの噂でしょ？
　今時幽霊ってねぇ〜。
　出るわけないでしょ？」
「それがな、あながち嘘でもないんだよ。
　ついこの間、アップされてたんだけど、
　その廃墟アパートで幽霊の写真を撮ったって出てるんだよ！
　この写真だよ！」

差し出されたスマホの画面には恐ろしい幽霊が写っていた。

「どうせ、合成でしょう？」
「違うよ！」
「イタズラよ！」
「違う！」

「まあまあ、二人とも落ち着いて、、、」

「実は、このアパートは訳あり物件なんだ。」

え？

「このアパートで、殺人事件が起きたんだ。」

さ、さ、殺人事件！？

「うん、16年前にアパートの住人三人が殺されたんだよ！
　しかも三人とも絞殺されたあとに青酸カリをたくさん飲まされたらしいぜ？」

嘘、、、、、、

「だから、その魂が恨みを晴らすために出てきてるって言われてるぞ？」

ゾ、ゾクゾク、、、、、、

「はい！
　怖い話はそこまで！
　せっかくのお弁当が不味くなるでしょう？」
「それもそうだな！」

ほっ！

「ところで、次の時間の数学の宿題二人とも終わった？」

あ、、、、、、


やってなぁーーい！！！

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