truth

可愛い妹 ページ19

your side

「オンニ、なんでリアあんなに怒ってるの？」

「それが分かってたら私も苦労してないよ、」


ソアがレッスンを担当できなくなってしまったから代行で私がレッスンをしに来たが、

さっき飲み物を買いに行って戻ってきたリアが不機嫌、というか怒ってるっていうか、、


このままレッスンするのもな、と思いリアの元へ行く。


「リア？どうしたの、」

「、リノオッパ達の呑気さに腹が立ったの」


「えぇ、？」


「っ、だって！オンニはあの人達のスタッフのせいで、デビュー前だったのに白紙にまでして、！ありえないんだけど、！」


「リア、」

「オンニ、それ、ほんとなの、！？」


この子に私が全部話しておきたいと思って、

この子には嘘つきたくない、なんて思って話しておいたことが

この子にとっては受け入れられなかったんだろう。



「ごめんね、リア。」

「やだっ、！オンニに謝って欲しかったわけじゃないし、！」


ありえない、とでも言うようにリュジナ達も目を見開いて驚いている。



「わたし、あのときPDの所まで行ったんだよ、？」

「代表のところまで何言いに行ったのぉ、」

「オンニ達を、今すぐ部署を移してデビューさせてくださいって、」


デビューまであと一歩のところで、諦めてしまった私のせいなのに


ここまで怒ってくれるこの子が私にはもったいないように感じる。



「、迷惑かけたなとは思ってるよ」

「もっと強くならなきゃって思ってね？オンニはボアオンニやユリ、ソアに別れを告げたんだよ」


「こんな中途半端じゃ、何も守れないし、何も成し遂げられないって思ったから。」


「だから、リアのせいでもないし、リノ達のせいでもない。スタッフさんでも、代表のせいでもない」






「弱い私のせいだよ」





ごめんね、可愛い妹達に

こんな重たい荷物を預けてしまって

.→←.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す