黄泉の国の遣い【双星の陰陽師】

8話 ページ11

御前試合当日


伽那は運営の第一人者なため実況者である口司レナと共に最終確認をしていた


伽那 『御幣島殿の攻撃の時は離れて実況をして下さい』


レナ 「了解しましたー」


伽那 『あと鸕宮殿の霊符についての説明も代わりに』


レナ 「参加者登場の紹介はこちらで考えても大丈夫ですか？」


伽那 『はい。決着がつかない場合は引き分けとします』


レナはその後伽那に言われたことをメモに書いていった









そして開会式を終えると


伽那はある人物にあった


十二天将 青龍の水度坂勘久郎である


勘久郎 「約束はきちんと守ってくださいスよ」


伽那 『承知しております』


勘久郎は伽那の横を通り過ぎそのままどこかへと向かっていった


勘久郎が通り過ぎた後伽那は観覧席へ行くのだった


観覧席に着いた後有馬の側に控えていた伽那はしばらくして有馬に問われた


有馬 「勘久郎くんと何を話したんだい?」


伽那 『來瑠璃伽那のことについて聞きたいと』


有馬 「で、どうしたのさ」


伽那 『今回の御前試合で焔魔堂様を完封出来たらお教えすると約束を致しました』


有馬 「ろくろくんが負けた場合は本当に教えるのかい?」


伽那 『水度坂殿が彼を完封できる手段としては纏神呪かあの力だけでしょう』


伽那 『もし完封されたとしても私の正体はお教えできません』


有馬 「君はろくろくんの可能性に賭けたんだね」


伽那 『そうかもしれません』


有馬 「まぁでもいい進歩なんじゃない」


有馬はそう言って現在の試合である水度坂勘久郎と焔魔堂ろくろの試合に目を向けた


伽那もそれに習い目を向けた


水度坂勘久郎が龍嚥之法を使った瞬間であった

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