一回マジで鏡を見てほしい ページ25
恥ずかしそうに呟くなーくんの声を聞いて、私は自分の体温が上昇していくのを感じた。
そんな私を見て、なーくんはクスと笑ってから「ねぇ、七瀬ちゃん」と私の名前を呼んだ。
ななもり「___大好きだよ」
突然愛の告白してきたなーくんに対し、私は「へ……?」と間抜けな声を出してしまった。
自分の顔が見るに堪えないくらい真っ赤になっているのが分かる。
な、何でこのタイミングで告白してくるの!?
ななもり「あはっ、顔がりんごみたいになってて可愛いね」
『は……!?ちょ、からかわないでください!』
ななもり「嫌だな、本気だよ。ー−−ホントに、七瀬ちゃんしか見れなくなるぐらい可愛いから」
真顔でキザなことを言うなーくん。
私は体をプルプルさせながら、「ありがとうございます」とお礼を言った。
なーくんは満足そうに頷き、”そろそろ戻ろっか”と提案した。
ななもり「あんまり遅いと、お義兄ちゃんがうるさくなるからね」
なーくんの言葉に苦笑いしながら、私たちはリビングに戻った。
部屋に入って早々、莉犬くんとぶつかりそうになってしまった。
お互い謝っていると、突然莉犬くんが私の顔を見て一瞬固まった。
頭の中にはてなマークが浮かんだので、私は「どうしましたか?」と尋ねた。
莉犬くんはちょっと片言で”何でもないよ”と言って、視線を逸らした。
な、何!?めちゃくちゃ怖いんだけど!?
莉犬「それより、王様ゲームやらないかって話出たんだけど二人ともやる?」
ななもり「おぉ、いいよいいよ。好きなのやろう」
『あ、私もやりたいです』
私たちの返事を聞いた莉犬くんは、「なーくんと七瀬ちゃんもやるってー」と言いながら、
リビングの中心でゴロゴロしてるころんくんたちの元へ近づいた。
私もみんなが座っているところへ近づくと、スマホゲームをしていたさとみくんと目があった。
すると、さとみくんが目を見開き立ち上がって勢いよく私の肩を掴んだ。
さとみ「なーくんに何された!?」
『えっ!?』
ななもり「別に何もしてないよ」
『え?』
ころん「何でなーくんの言葉にも疑問を持ってるんだ、七瀬ちゃん」
私の言葉に、ころんくんが鋭いツッコミを入れた。
ナチュラルにごまかそうとするなーくんに驚いちゃって……。
というか、さっきの出来事を思い出してしまっていた___。
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🐾りぬくん推し🍓👑 やあ - 追記:さくりさんに大感謝です! (3月18日 16時) (レス) @page34 id: 42f6e90df0 (このIDを非表示/違反報告)
🐾りぬくん推し🍓👑 やあ - つづきがきになるっ!これはマジ神作だよね!?読むのが楽しすぎるよお✌('ω'✌ )こんな神作を作ってくれた雨ㇵバラ (3月18日 16時) (レス) @page34 id: 42f6e90df0 (このIDを非表示/違反報告)
いちごぱふぇ。 - さくり様…これ以上私のお気に入りを増やさないでください…。気に入ってしまった…(笑)。 (3月18日 16時) (レス) id: 3e82b3abfb (このIDを非表示/違反報告)
雨萩さくり(プロフ) - 葵さん» リクエストありがとうございます!遅くなってしまっても必ず書かせて頂きます……!! (2月1日 23時) (レス) id: c9a476ef2d (このIDを非表示/違反報告)
葵 - 雨萩さくりさん» 遅くなっても、かけなくても結構です!七瀬ちゃんが熱を出して、なーくんが看病するのをお願いしたいです☺そのお話で、七瀬ちゃんがデレデレになる感じで・・・お願いします!! (2月1日 22時) (レス) id: b646f7c03f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雨萩さくり x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/n15a76543b1
作成日時:2023年3月28日 20時