９話 ページ10
改めて室内を見渡すと、資料や参考書が沢山置かれてあり、何とも散らかっている部屋だと思った。
そもそも英語科準備室自体があんまり広くないし、
先生が５人も密集してるからさらに狭く感じるってのもあると思う。
「汚いところだけど、居心地はいいから、適当にゆっくりしてって」
松本「ちょ、ニノ。ナチュラルに汚いって言わないでくれる？」
二宮「だって汚いじゃん。翔ちゃんの部屋とおんなじぐらい散らかってるよ」
櫻井「俺を引き合いに出すのやめて？予想外のボールが飛んできてダメージ受けちゃうから」
私はそんなやり取りを聞きながら、自分の座れる場所を探した。
教師陣は奥から大野先生・松本先生・櫻井先生、
その向かい側に二宮先生と相葉先生がソファーに腰を下ろしていた。
スペース的に、松本先生側のソファーには座れない。
そう思って二宮先生側の方に足を向けると、
相葉先生がひょいっと動いて、二宮先生との間に人間一人が入るぐらいの空間を作った。
相葉「
そう言って、自分が作った場所をパンパンと叩く相葉先生。
……私が相葉先生のファンだったら、悲鳴を上げて喜んでたんだろうな。
女子が好きそうな甘い台詞を言って貰えた挙句、サラッと名前呼びされたんだから。
何となくそう感じたけど、残念ながら私は相葉先生どころか先生に興味がない。
これ、ファンの人が知ったら刺されたりするのかなぁ。
『ありがとうございます』
”失礼します”と言って相葉先生の前を通り、私はソファーに座った。
態勢を整えた私は、「……それで」とゆっくりと口を開いた。
『今回は、何のご用件なんですか』
胸の鼓動を感じながら問うと、松本先生は困ったように眉をひそめた。
そして少し目を泳がせながら、「あ〜」と言って自分の口元を隠していた。
松本「……実は、昨日の件をみんなに話してさ」
『は？』
先生の言う”昨日の件”は、恐らく私がパパ活をやってたことについてだ。
しまった、松本先生を口止めするのをすっかり忘れてた……！！
このままお説教タイムが始めるのかと憂鬱な気分でいると、松本先生が想定外の言葉を口にした。
松本「そしたら、みんなが”何か面白そうだから氷室に会いたい”って言い出して」
『……はい？』
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雨萩さくり(プロフ) - 鶯 御飴さん» ありがと!鷲御雨さんの作品も時間がある時に読んでみるね! (2月28日 19時) (
レス) id: c9a476ef2d (このIDを非表示/違反報告)
鶯 御飴 - 雨萩さくりさん» 読んだよ〜。次の更新も楽しみだな♪私は新作も出したしどんどん更新してます。良かったら読んでね〜♪ (2月28日 19時) (レス) @page14 id: 8b7eb4bb5c (このIDを非表示/違反報告)
雨萩さくり(プロフ) - 鶯 御飴さん» 返信遅れてごめんね💦コメントありがと!更新したよ(*´▽｀*) (2月23日 18時) (レス) id: c9a476ef2d (このIDを非表示/違反報告)
鶯 御飴 - 雨萩さくりさん» 更新待ってるね。頑張って！(*'▽'*) (2月22日 17時) (レス) id: 8b7eb4bb5c (このIDを非表示/違反報告)
雨萩さくり(プロフ) - 桜神さん» 久しぶり！名前変更ね、りょうかーい！ (2月6日 18時) (レス) id: c9a476ef2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨萩さくり x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/n15a76543b1
作成日時：2023年7月2日 15時
