８話 ページ9
不審に思いながら紙を開くと、そこには何かメッセージが書かれていた。
”今日の１７：００に英語科準備室に来るよーに。遅刻は厳禁！”
頑張ればギリギリ読み取れるかなぐらいの汚い字で、そう書かれてあった。
しかも差出人の名前が”MJ”になってて、私は思わずイラっとしてしまった。
……こんだけ字が汚いのに、よくMJとかカッコつけられたな、この人。
私は呆れながらため息をついて、紙を丸めて鞄に入れた。
そして、自分の上履きを履いて教室に向かった。
＿＿＿時は過ぎて１６：５５分。
私は憂鬱な気持ちになりながら、英語科準備室の前に立っていた。
はぁ〜、入りたくない。
もうこれ以上は関わらないつもりだったのに、何でわざわざ手紙で呼び出しするかなぁ。
でも、呼ばれたからには行くしかない。下手に拒否して面倒事になっても困るし。
私は自分にそう言い聞かせ、部屋の扉をノックした。
中から「どうぞ」という声が聞こえたので、私は”失礼します”と言って扉を開けた。
ゆっくりと扉を動かして室内を見ると、松本先生以外にも見覚えのある顔がチラホラといた。
何がマズイかって、ほぼ全員話したことがない
一応名前ぐらいは分かるけど、ちゃんと話した記憶が１ｍｍもない。
「あ、いらっしゃ〜い！」
松本「……相葉くん、別にここあなたの部屋じゃないっすよ？」
相葉「まぁまぁ、
松本「確かに俺ら以外使ってる先生見たことないけど」
この部屋は誰のものかという微妙にくだらない論争をしているのは、松本先生と相葉雅紀先生。
二人が親しいイメージは特になかったら、普通に仲が良さそうに話してるのが意外だった。
私はそのことにビックリして、入口に立ったまま先生方を見つめていた。
「ー−−お二人とも、その討論は一回後にしてください」
半笑いしながらそう言ったのは、国語科の櫻井翔先生。
ストイックで熱血だから、男女ともに人気がある先生だ。
すると、櫻井先生は私に視線を流して「氷室美幸さん……だよね？」と聞いてきた。
認識されていたことに驚きつつも、私は”はい”と言って頷いた。
櫻井「
先生に促され、私は一礼をしてから部屋に足を踏み入れた。
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雨萩さくり(プロフ) - 鶯 御飴さん» ありがと!鷲御雨さんの作品も時間がある時に読んでみるね! (2月28日 19時) (
レス) id: c9a476ef2d (このIDを非表示/違反報告)
鶯 御飴 - 雨萩さくりさん» 読んだよ〜。次の更新も楽しみだな♪私は新作も出したしどんどん更新してます。良かったら読んでね〜♪ (2月28日 19時) (レス) @page14 id: 8b7eb4bb5c (このIDを非表示/違反報告)
雨萩さくり(プロフ) - 鶯 御飴さん» 返信遅れてごめんね💦コメントありがと!更新したよ(*´▽｀*) (2月23日 18時) (レス) id: c9a476ef2d (このIDを非表示/違反報告)
鶯 御飴 - 雨萩さくりさん» 更新待ってるね。頑張って！(*'▽'*) (2月22日 17時) (レス) id: 8b7eb4bb5c (このIDを非表示/違反報告)
雨萩さくり(プロフ) - 桜神さん» 久しぶり！名前変更ね、りょうかーい！ (2月6日 18時) (レス) id: c9a476ef2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨萩さくり x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/n15a76543b1
作成日時：2023年7月2日 15時
