３話 ページ4
『……何の、話ですか？』
パパ活で出会ったオジサンからタバコを貰ったなんて一言も言ってないし、
第一、私は”ただの知り合い”としか答えてない。
先生の考察力に、私は全身から冷やせが止まらない。
パパ活してることまでバレたら、私の人生は終わりだ。
より親からの監視が厳しくなって、長時間勉強する毎日になるに決まってる。
だから、どんな手を使ってでも騙さなきゃいけない。
松本「……言っておくが、とぼけても無駄だぞ。
正確な時間は覚えてないけど、明らかに成人してるオッサンとお前が飲食店から出てくるの、
ちゃんと見てたからな？」
予想外の事態に、私はさらに困惑した。
あの場面を見られてたなんて……。
ここで誤魔化しても、後から調べれば嘘をついてたことがバレてしまう。
私は、本能的にそれを悟った。
ー−−バレてしまったなら、作戦を変えよう。
私は腕を組んで先生を睨みつけた。
『私がパパ活をしてる？だから何ですか？先生には関係ないですよね？
関係ないんだから、私のことに口を挟んでくるのやめてもらえませんか。
私がどうなっても、松本先生には被害なんてないんですし』
＿＿＿どうですか、松本先生。いかにも面倒な生徒でしょう？
こんな奴を相手にするのは嫌ですよね？関わりたくないですよね？
だったら、早くこの話を終わらせてください。
私はそんなことを考えながら、じっと先生の言葉を待った。
すると、松本先生は小さく「……あるよ」と呟いた。
『え？』
松本「関係、あるよ。俺は教師でありお前の担任だ。
自分の生徒が悩んでるんだったら、一緒に答えを探すのが先生の役目だろ」
先生の言葉に、私は怒りを覚える。
『……そんなの、口では何とでも言えるじゃないですか。
どうせ、その言葉も出まかせなんでしょう？
本気で向き合うつもりがないんだから、無責任な言葉を言わないでください』
怒りに任せた言葉を言い放つと、先生は複雑そうな表情を浮かべた。
ー−−ほら、何も言い返せないじゃん。
口では大層なこと言うけど、実際は何もしてくれない。
教師なんてこんなもんだよ。
私が「失礼します」と言って歩き出そうとした瞬間、松本先生の手が私の頬に触れた。
何故かムニムニと私の頬で遊びだす松本先生。
『ちょ……！』
松本「＿＿＿お前、めちゃくちゃ捻くれてるなぁ」
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雨萩さくり(プロフ) - 鶯 御飴さん» ありがと!鷲御雨さんの作品も時間がある時に読んでみるね! (2月28日 19時) (
レス) id: c9a476ef2d (このIDを非表示/違反報告)
鶯 御飴 - 雨萩さくりさん» 読んだよ〜。次の更新も楽しみだな♪私は新作も出したしどんどん更新してます。良かったら読んでね〜♪ (2月28日 19時) (レス) @page14 id: 8b7eb4bb5c (このIDを非表示/違反報告)
雨萩さくり(プロフ) - 鶯 御飴さん» 返信遅れてごめんね💦コメントありがと!更新したよ(*´▽｀*) (2月23日 18時) (レス) id: c9a476ef2d (このIDを非表示/違反報告)
鶯 御飴 - 雨萩さくりさん» 更新待ってるね。頑張って！(*'▽'*) (2月22日 17時) (レス) id: 8b7eb4bb5c (このIDを非表示/違反報告)
雨萩さくり(プロフ) - 桜神さん» 久しぶり！名前変更ね、りょうかーい！ (2月6日 18時) (レス) id: c9a476ef2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨萩さくり x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/n15a76543b1
作成日時：2023年7月2日 15時
