２話 ページ3
松本「……興味、ね。お前がこんなものに興味あるなんて思わなかったな」
そう言いながら、タバコを手の上でポンポンと投げて遊ぶ松本先生。
＿＿＿ここで下手に言い訳すると、逆にお説教の時間が長くなるよね。
私は自分が早くこの場から逃れるために、冷静な判断が出来るよう努めた。
『今後はしません。ー−−では、これで失礼します』
私が立ち去ろうとした瞬間、後ろから「待った」と声を掛けられる。
松本「タバコなんて
『……知り合いの人から頂いたんです。”悪ぶりたいときに吸ってみるといいよ”って』
嘘は言ってない。でも、さすがにパパ活で出会った人から貰ったなんて言えないから黙っておこう。
松本「知り合い、か。そいつとお前は一体どういう関係で、
年はいくつでどんな職業で何て名前の奴？」
『＿＿＿何でそこまで教えなきゃならないんですか？個人情報ですよ』
松本「タバコを吸おうとしてる未成年から、事情聴取しようとしてるだけだよ。
教えてくれないってことは、言えない関係なのか？」
先生の言葉に、私は思わず黙ってしまった。
下手に嘘を付けば、すぐにバレてしまう。だけど、本当のことを言うわけにもいかない。
『……年齢は２５歳、フリーターで名前は
松本「そいつの苗字と、お前との関係性は？」
間髪入れず質問を投げてくる松本先生に、私は少しずつ怒りを覚えた。
『苗字は知りません。関係性は……本当に、ただの知り合いです』
マッチングアプリで出会った人で、パパ活目的で知り合った相手。
だから、この関係にこれ以上も以下もない。
松本「じゃあ、質問を変えよう。その秀樹とやらとお前はどうやって知り合ったんだ？」
私の全身に冷や汗が流れ始めた。これは、どう答えても怪しまれてしまう。
何と言おうか悩んでいると、松本先生が「なぁ、氷室」と私の名前を呼んだ。
松本「お前、俺に隠してることあるよな？」
『これ以上何を隠すって言うんですか？タバコを吸おうとしたのは、もう見たじゃないですか』
松本「そうだよ。だから、俺が言いたいのは”その話”じゃない」
先生の真意が読めない。心からくる凄く嫌な予感が、私を襲う。
一体、何を言われるのだろうか。
松本「＿＿＿＿氷室。お前、援助交際してるだろ」
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雨萩さくり(プロフ) - 鶯 御飴さん» ありがと!鷲御雨さんの作品も時間がある時に読んでみるね! (2月28日 19時) (
レス) id: c9a476ef2d (このIDを非表示/違反報告)
鶯 御飴 - 雨萩さくりさん» 読んだよ〜。次の更新も楽しみだな♪私は新作も出したしどんどん更新してます。良かったら読んでね〜♪ (2月28日 19時) (レス) @page14 id: 8b7eb4bb5c (このIDを非表示/違反報告)
雨萩さくり(プロフ) - 鶯 御飴さん» 返信遅れてごめんね💦コメントありがと!更新したよ(*´▽｀*) (2月23日 18時) (レス) id: c9a476ef2d (このIDを非表示/違反報告)
鶯 御飴 - 雨萩さくりさん» 更新待ってるね。頑張って！(*'▽'*) (2月22日 17時) (レス) id: 8b7eb4bb5c (このIDを非表示/違反報告)
雨萩さくり(プロフ) - 桜神さん» 久しぶり！名前変更ね、りょうかーい！ (2月6日 18時) (レス) id: c9a476ef2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨萩さくり x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/n15a76543b1
作成日時：2023年7月2日 15時
