１２話 ページ13
『私のこといくつだと思ってるんですか？』
松本「高校２年生の１７……いや、早生まれだとまだ１６歳だっけ？」
そういう問題じゃないし、それを答えてほしかったわけでもない。
私はため息をついて「そこはどっちでもいいんですけど」と呆れ気味に呟いた。
”普通、教師が
小学校の先生でも言わないし、第一、高２で交換日記とか恥ずかしすぎる。
二宮「今の時代、何が”普通”かなんて分からないでしょ」
『それはそうですけど……』
私が渋っていると、松本先生が私の名前を呼んだ。
すると、先生は私に飛んでもない選択肢を突き付けてきた。
”先生方と交換日記をするか、昨日の私の件を校長先生と保護者に連絡されるか”
そんな選択を急に迫られた私は動揺を隠しきれず、あんぐりと口を空けてしまった。
『＿＿＿卑怯すぎません？』
櫻井「我々大人はこんなもんよ。俺は圧倒的に前者の方がいいと思うけど、どっちにするの？」
笑顔でそう尋ねてくる櫻井先生。
割といい先生だと思ってたのに……この人も腹黒いのか。
面倒な大人にタバコとパパ活の件をバラされるか、しばらくの間交換日記をするか。
私は悩んだ末、「……分かりました」と降参した。
ここで変に抵抗しても何にもならないし、
先生方のことだから私が交換日記を拒否したら本当にお母さんたちに報告するだろう。
後のことを考えると、先生方と日記を付けてた方が楽だよね。
松本「OK、じゃあ、ルールを説明するわ」
『……ルール？交換日記にそんなのありましたっけ』
松本「複数人でやるんだから、ある程度は作っといた方がいいだろ。
それに、色々と決めておかないと氷室とか適当に書きそうだし」
私の思考が筒抜けなことに悔しさを感じながら、
私は「確かに作っておいた方が良さそうですね」と返した。
松本先生が言う”ルール”とはこういうものだった。
・日記を交換するタイミングは一日置き。
・その日にあった良かったこと、苦しかったことは必ず記載すること。
・最後に次の人へのメッセージもちゃんと書いておくこと。
そして、一番異議を唱えたかったのは交換する順番についてだ。
松本・二宮・櫻井・相葉・大野先生の間に私が５回も入り込むらしい。
つまり、私だけ日記を書くペースが早いということだ。
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雨萩さくり(プロフ) - 鶯 御飴さん» ありがと!鷲御雨さんの作品も時間がある時に読んでみるね! (2月28日 19時) (
レス) id: c9a476ef2d (このIDを非表示/違反報告)
鶯 御飴 - 雨萩さくりさん» 読んだよ〜。次の更新も楽しみだな♪私は新作も出したしどんどん更新してます。良かったら読んでね〜♪ (2月28日 19時) (レス) @page14 id: 8b7eb4bb5c (このIDを非表示/違反報告)
雨萩さくり(プロフ) - 鶯 御飴さん» 返信遅れてごめんね💦コメントありがと!更新したよ(*´▽｀*) (2月23日 18時) (レス) id: c9a476ef2d (このIDを非表示/違反報告)
鶯 御飴 - 雨萩さくりさん» 更新待ってるね。頑張って！(*'▽'*) (2月22日 17時) (レス) id: 8b7eb4bb5c (このIDを非表示/違反報告)
雨萩さくり(プロフ) - 桜神さん» 久しぶり！名前変更ね、りょうかーい！ (2月6日 18時) (レス) id: c9a476ef2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨萩さくり x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/n15a76543b1
作成日時：2023年7月2日 15時
