最年少のヒロインならぬちょろインは今日も奮闘中！【苺】２ (ページ38)

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もしあめが本気で告白してきたら・・・？　⑥ ページ38

『ラストを飾るのは、すとぷりの最強腹黒担当・るぅとくん！

　るぅとくんは恋とかしたことなさそうだから、色んな意味で大丈夫かなって感じだけど、

　まぁ、彼ならイケると思います。きっと、あのモテパワーで何とかしてくれるでしょう』

めちゃくちゃ適当なことを言って、るぅちゃんのハードルを上げてしまった私。

あとでボコボコにされそうだけど、まぁ、いっか。これも企画のためだ！

”頑張れ、私！”と自分を鼓舞しながら待機していると、ピコンッと誰かが入室音が響いた。

るぅと「遅くなってごめん！レコーディングが思ったよりも長引いちゃって」

『ううん。こちらこそ、急な呼び出しに応じてくれてありがとね』

るぅと「だって、あめちゃんが僕に相談するって珍しいじゃん。だから、何かあったのかなって」

わお、ジェントルマンだぁ！メンバーの異変に気が付いて心配してくれるとか、さすがるぅちゃん。

私はるぅちゃんの優しさに感動しながら、話の本題に入った。

『……相談っていうか、るぅとくんに聞きたいことがあって。

　るぅとくんって、恋したことある？』

るぅと「えっ、な、何で急にそんなこと聞くの！？まさか、好きな人でも出来た！？」

予想以上に動揺しまくるるぅちゃん。

『実は……出来たんだ、好きな人。まだ告白とかはしてないんだけど』

るぅと「＿＿＿そう、なんだ。同じ学校の人？」

私が”違うよ”と答えると、るぅちゃんは「他校の人なの！？」と驚いた。

どうやら、年が近いお相手だと思ってるみたい。

『いや、学生じゃないよ。……その人、活動者なんだ』

るぅちゃんは”えっ”と言った後、しばらく沈黙していた。

るぅと「……その活動者さんの名前って、教えてもらえたりする？」

『ー－－るぅとくん、だよ』

私がそう言うと、再び沈黙が訪れてしまった。

るぅと「＿＿＿それ、本気にしてもいいの？」

『え？』

るぅと「僕、その言葉を信じちゃってもいい？」

『あー、えーっと、ごめん！これ、ドッキリです』

るぅと「……や、やっぱり！僕にはその手のドッキリは通じないからね～」

ドッキリだって見抜かれてたのか！

あんまりにも真剣な声だったから、てっきりるぅちゃんは私のことが好きなのかと……って、

そんなわけないじゃん！……そんなわけない、よね？

結果

るぅとくんは意外とこういうドッキリに鋭い。