最年少のヒロインならぬちょろインは今日も奮闘中！【苺】２ (ページ22)

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ライブ中にキス会始めました　１０ページ22

『はい？』

唐突に罵倒の言葉を呟くころちゃん。

あれ、私今「バカ」って言われた？

ころん「アホ、鈍感女、天然たらし」

『うん、ころちゃんはもうちょっと悪口のレパートリーを増やそっか』

後半二つに至っては、悪口にもなってなかったからね。

ころちゃんが凄く国語が苦手なのが伝わってくる。

るぅと「いや、でも本当にころちゃんが言った通りです。僕たちはこれに怒ってます」

『”これに怒ってます”とか言われても、１ｍｍも内容が分からないんですけど？

　何も情報が伝わってないんですけど、どうしたらいいですか？』

今、国語苦手組だけが意思疎通できてるよ。

たぶん、私以外のメンバーも理解できてないと思う。

私はチラッと大人組の方を見た。

よし、偶然にもみんな暇そうにしてる(←

『助けてお兄ちゃ～ん！！信号機組がいじめてくる～！』

私はななジェルの背中に隠れて、信号機組を覗いた。

莉犬「ほら、そういうとこ！！あめちゃんは大人組ばっかり頼るよね！」

ころん「僕たちのことは適当にあしらうくせに、大人組にはすぐ甘えるし」

るぅと「本来は僕たちが公式ペアで、あめちゃんとの距離も信号機組の方が近いはずなのに！！」

・・・え？私は信号機組の言葉に首を傾げた。

ま、まさか、るぅとくんたちが怒ってた理由ってー－－。

さとみ「きみたち、俺らに嫉妬してたからそんなスネてたの？」

私が聞きたかったことを、さとみくんが代弁してくれた。

え、言葉をそのまま解釈したらそういうことになるよね？

るぅと「・・・・・・違いますけど合ってます」

『どっちだよ』

違うのか合ってるのかどっちかにして？ややこしいよ？

莉犬「今回俺たちが怒ってたのは、ライブであめちゃんが大人組ばっかりドキドキした顔してたから

　 ”あめちゃんは大人組が好きなんだー！！”って言ってたの」

ちょっぴり唇を尖らせて言う莉犬くん。

『・・・いや、察してよ！こっちだって照れてるのを隠すの大変だったんだからね！？

　別に信号機組にドキってしなかったわけじゃないｓ・・・あ！！』

やば、考えてたこと全部言っちゃた！めっちゃ恥ずかしい！！

私を慰めるように、男子メンバーたちは「照れてたの？ありがと」と言ってきた。

そんな感謝マジでいらないから！！！

後日。子供組でご飯に行ってきました。