最年少のヒロインならぬちょろインは今日も奮闘中！【苺】 ２

少女漫画みたいなナンパの助け方って本当にあるんだね ページ2

わたあめsaid


"暇だから俺とデートしよ”


そんなクズみたいなL〇INがさとみくんから送られてきて１時間が経過。


さとみくんは自分から誘ったクセに堂々と待ち合わせに遅刻してます。


さっきから変な人に絡まれて疲れているので、早く来て欲しい。



男１「ねーきみ、なんでさっきから無視するのー？」


『先程も申し上げた通り、人と待ち合わせしてるんで無理です』


ずっと拒否してるのにかなりしつこくて困ってる。



男２「え〜いいじゃん。まだ相手きてないんだから」


『いや、あとちょっとで来るんで大丈夫です』



男１「そんなこと言わずにさぁ」


人の話を全く聞かないチャラ男二人組が、急に腕を引っ張ってきた。



『ちょ、しつこ・・・っ！！』



さすがに危険だと判断し怒ろうとした瞬間、後ろから首に腕を回されそのまま引っ張られた。




さとみ「この子、俺の彼女なんで。ナンパは他当たってくれる？」




男２「・・・いや、あんたは彼氏じゃないな」


鋭い発言に私とさとみくんはギョッとした。野生の勘鋭すぎません？



さとみ「何を根拠にそう思うんですか？」



男２「こういう場合大体彼氏じゃない！お友達的ポジション奴がやることだ！」


『少女漫画の見過ぎっすよ』



するとさとみくんは自分と私のマスクを顎の下まで下ろし、顔を近づけてきた。



私が少しでも動けば唇が触れてしまう距離でさとみくんは止まった。



さとみくんの熱い吐息が私の唇にかかった。傍から見ればキスしているように見える。



ち、近い・・・！！



さとみくんは私から離れて男たちの方を見た。




さとみ「分かったか？ガキに入る隙はねーってこと」




イケメンイケボだから様になっててかっこいいんだけど・・・。


この状況めっちゃ恥ずかしい！！



男たちは「お幸せに」と言って去って行った。



『助けてくれてありがと』



さとみ「どういたしまして。それより怪我してないか？」


不安そうな表情でこちらを見つめてくるさとみくん。



『大丈夫。心配してくれてありがと』



さとみ「遅れてごめんな。怖かったよな」


そういってさとみくんは私の頭を撫でた。こんなに申し訳なさそうにしてるさとみくんは珍しい。



『気にしなくていいよ。そんなことより”デート”行くんでしょ？』


さとみ「・・・そうだな」



その後、私たちは沢山遊んで楽しみました！

デート＝遊び＆食事

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