もう、何もかもが遅かった (ページ4)

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2～4年生の事は、あまり出てこなかった。

特筆すべき事と言えば、私が嘘をついて先生に怒られたり、女子同士の中が悪くなったりした事くらい。(後者に関しては、私は関係していなかった)

ここから狂っていったのかもしれない。

小５の記憶の1部。

主だった嫌な事も無くなっていたこの時期。

体育委員をしていた私は、同じく体育委員の6年の男の子に『うしねずみ』などと言う事を言われた。

上級生が言っていた事もあって、小3の男の子も同じような事を言うようになっていた。

それが長く続き、とうとう嫌になって小３の子の方に蹴る真似をし、「それ以上言ったら怒る」という旨の発言をした。

でも、そう言われたら言いたくなるのが人間の性。

同じことを何度も言う男の子。

そして、それに対して追いかけ回す私。

傍から見た、嫌な事をしているのはどちらだっただろう。

途中から私はそうする事が楽しく、嬉しくなっていた。

やっと、普通に接せる友達(・・・・・・・・)みたいな人が出来たと思えたから。

その後、プチ事件があった。

要約すると、体育委員の仕事中に小6の男の子が小3の男の子に対してまあ、(かなり)やらかした。

それで、小3の子の方が大泣きして近くにあった物を投げ飛ばし(実際には重かったから引きずるだけ)、これらの事に対して先生に事情を聞かれた。

その際に、男の子が私に言っていた発言を先生が知り、先生に怒られていた。

私はその時男の子が言った「○○君が先に言っていた。」という発言を聞くまでその事を覚えていなかった。

小6の男の子は、そんな事言っていないと言いこの事わうやむやになった。

ただ、結果的には小3の男の子が可哀想だという感じだった。