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八つ程だろうか。
小さな子供。
性別は分からない。
真っ白に輝いて、顔は見えないのだけれど、その口元が弧を描いている事は分かる。
真っ白な空間より更に白い子供は、神秘的で不気味だった。
言葉で表現しようが無いその子供。
けれどその存在感は何よりも圧倒的で。
呆然としている四人の前まで軽い足取りで近寄る。
『こんばんは、愛しい人。』
小首を傾げて楽しそうに笑って、四人の顔を興味深げに覗く。
目など見えないから合いようが無いのに、見られているという違和感がぞわぞわと肌を覆う。
現状に頭が追い付いていない中、声を出した者が、一人。
「……神様？」
幼さを感じる声は、猪狩の物だった。
きょとんとして、それでも光る瞳。
追い詰められた子供のそれ。
ゆるりと伸ばされた猪狩の手は、いっそ神々しいまでの白さに触れた。
白というより光と表現するのが正しい様な子供は、にっこり笑って頷いた。
『そう、ここの神様。』
そう言って、猪狩の手に己の手を重ねる。
待ちくたびれちゃった、なんて無邪気に笑う。
『ずっと待ってたのに、全然来てくれないんだもの。』
「待ってた？」
『そう、待ってたの。君達が来るのを、待ってたの。』
現状を受け入れつつある事に恐怖を感じながらも、川島が問いかけると光は楽しそうに言った。
光は猪狩に触れていない方の手を持ち上げて、顔の前で人差し指を立てた。
静かにしろという意味の込められたジェスチャーに、四人は大人しく従う。
お話、ちゃあんと聞いてね。
白い光は＿＿神様は、話し始める。
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user(プロフ) - bamさん» ありがとうございます！スローペースですが今後も楽しんでいただければ嬉しいです！ (7月9日 4時) (
レス) id: aa6a12d65e (このIDを非表示/違反報告)
bam(プロフ) - この先どうなるかドキドキしながら見守る気持ちです。更新楽しみにしています！ (7月8日 14時) (レス) id: e2f44e88a0 (このIDを非表示/違反報告)
user(プロフ) - 中身のないミカンさん» ありがとうございます、コメント嬉しいです！励みになります！ (2021年11月4日 3時) (レス) id: bc32234889 (このIDを非表示/違反報告)
中身のないミカン(プロフ) - こちらの作品も他の作品も好きです。個人的好みなので更新楽しみです (2021年11月2日 5時) (レス) id: b0e448d7d6 (このIDを非表示/違反報告)
user(プロフ) - 名前しずくさん» ありがとうございます！その言葉がモチベーションに繋がります！嬉しいです！ (2021年10月30日 0時) (レス) id: bc32234889 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：user | 作成日時：2021年10月28日 3時
