赤薔薇の皇后【男主】 (ページ8)

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『その中で勝ち上がるコトがお前らの次の目標となる。』

その刹那、ホログラムが下からバラバラになっていく。下から現れた人物たちに俺は目を丸くし、生唾をごくりと飲み込む。多分、みんなもそうだろう。だって…

『そしてここからお前らを指導するのは俺じゃなく…それぞれトップチームに君臨するエースストライカーだ。紹介しよう。バスタード・ミュンヘンの絶対的エースであり、現在世界最高選手の称号を持つ…指導者(マスター)ストライカー。ノエル・ノア！！！』

ノエル・ノア…俺が憧れた…世界一のストライカー！！すると、〝バスタード・ミュンヘン〟のロゴからホログラムが現れる。

『U-20(アンダートゥエンティ)日本代表戦の結果により、〝青い監獄(ブルーロック)〟計画(プロジェクト)は世界中から注目を集めることとなった。そして俺の夢物語に強欲なスポンサー共が群がって来たことで第二段階(フェーズ・ツー)は想定以上の始まりを迎える。無論、それはこの〝ドイツ〟チームだけじゃない』

「え…て、こたぁ。他の国を選んだ棟にも…！？」

「来てんのかよ…スーパースターが〝青い監獄(ブルーロック)〟に…！？」

ああ！と2人の発言に対し、ホログラムは腕を広げ、その中から〝青い監獄(ブルーロック)〟施設と五カ国の国旗が現れる。

『それぞれの棟にそれぞれの国のチャンピオンチームU-20(アンダートゥエンティ)11傑(イレブン)と指導者(マスター)ストライカーが集結し、お前らはそこから新次元のフットボールを吸収する！』

全紹介といこう…そうホログラムは人差し指を立てて、俺たちに簡潔にチーム名と指導者(マスター)ストライカーを紹介した。

『…それぞれがそれぞれの哲学で指導者となり、お前らはその〝環境〟で進化を余儀なくされるだろう。ではここからは第二段階(フェーズ・ツー)の詳細を説明する』

そう言って、ホログラムは画面を切り替えた。

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