赤薔薇の皇后【男主】 (ページ7)

今日:12 hit、昨日:25 hit、合計:15,976 hit

7 ページ7

.
.
.

『それでは〝ドイツ〟を選択した9名。次のルームへ進んでください』

そうアンリさんの放送の指示に従い、蜂楽たちに別れを告げ、俺たちは荷物を持ってガコン…と開いた入り口へと真っ直ぐに進む。

「っしゃ！南無三！！いざドイツ！！」

「俺たちは敵同士なのか味方なのか…」

「とりあえずよろしゅーね」

「ハッ！ドイツもコイツもブッ殺す！」

「いっくぜぃ頂点」

「ドキ！ドキ！」

「うっし！」

この新メンバー9人でいざ〝ドイツ〟へ！！！

.
.
.

入るとそこは中央以外黒一色の部屋で、床や壁に蛍光灯が点灯している。全員室内に入ると扉は閉まり、中央の台に眩い光が出てくる。そこから、絵心甚八のホログラムが現れた。

『やぁやぁ〝ドイツ〟を選んだ諸君。合理性と秩序のフットボールへようこそ。現在〝ドイツ〟で最も強いクラブチーム…』

＿＿〝バスタード・ミュンヘン〟

そうホログラムは指パッチンをし、テレビやネットで何回も見たことある〝バスタード・ミュンヘン〟のロゴが出てくる。

『お前らにはこのチームのU-20(アンダートゥエンティ)カテゴリーのメンバーに混ざり、トレーニングに参加してもらう』

「え」

ホログラムの説明に思わず声を漏らしてしまう。いきなり…世界レベルのクラブチームの下部組織に…！？すると、隣にいる雷市とイガクリが震えながら声を上げる。

「マジかよ…じゃあ！」

「いくのか〝ドイツ〟へ！？俺たちが…！？」

『残念。その逆だ…』

2人の発言に手を出して否定するホログラム。その逆って…？そう疑問に思っているとバッと腕を広げ、愉快に笑うホログラム。

『創るんだよ。〝青い監獄(ブルーロック)〟のこの中に。欧州(ヨーロッパ)5大リーグの〝環境〟を！！そのために5大リーグ最強チームをそれぞれお前らと同年代の超新星11人(イレブン)を招聘した』

＿＿〝イングランド〟からは〝マンシャイン・C(シティ)〟

＿＿〝イタリア〟からは〝ユーヴァース〟

＿＿〝スペイン〟からは〝FCバルチャ〟

＿＿〝フランス〟からは〝P(パリ)・X(エクス)・G(ジュン)〟

＿＿そして〝ドイツ〟からは〝バスタード・ミュンヘン〟

するとホログラムの下から大きな音が轟き始める。

.
.
.