31_misa side ページ31
.
美彩「乃木坂のメンバーもスタッフさんもみんなAちゃんが入ってきてくれてよかったなって思ってるよ」
「それはないです、歌もダンスも出来ないですし。なんで入ったかって聞かれて答えられないし、」
泣いたり笑ったり自分を責めたり忙しい子だ。
でも本当にみんな三期を引っ張れるAちゃんが入ってきてよかったって話してる。
美彩「まだまだこれからだよ!乃木坂にはいって叶えたいこととかこれから見つかるだろうし!」
「私は、乃木坂に入れてよかったってファンの人から思ってもらえて、自分でもそう思えるようにしたいです」
美彩「いい目標あるじゃん」
涙が止まったらいつものAちゃんのトーンに戻った。完璧美少女スタイル。
乃木坂に入れてよかったって自分で思えるようになったのはいつだったかな。考えたことなかったや。
「でも嫌われちゃってるので」
美彩「だーかーら!そんなことを本人に伝わる距離で言ってくる人の言葉なんか聞かなくていいから!」
「聞かないように頑張ります、」
美彩「先輩たちとスタッフさんと同期ちゃんはみんな味方でしょ?」
「そう思いたいです」
美彩「思うも何もそうだから!ね!」
私のゴリ押しポジティブでほんのり笑ってくれるようになったAちゃん。
やっぱり可愛い子には笑顔が似合うよ。
飛鳥「あれー何してるんですか」
美彩「みさせんと個人面談でーす」
飛鳥「目真っ赤だよ」
私たちを見つけた飛鳥が声をかけてきた。飛鳥がAちゃんのことをすごい気にかけてるのはみんなが知ってる。
みんなの可愛い末っ子ちゃんだったのに、立派に後輩の面倒見るようになってて感動しちゃう。
.
455人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:yurima | 作成日時:2024年2月6日 23時