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プリンシパルが終わった。
美波「A強かったねぇ」
史緒里「悔しい！」
プリンシパル期間の一番の成果は、みんなと話せるようになったこと。
素直にすごく嬉しい。
やっと私も三期生を名乗れるようになった気がする。
祐希「15公演中15回だもんね」
「ありがたい」
元子役としてのプライドがあって三役制覇を目標にしてた今回の舞台。まさかの全公演で二幕に出演することができた。
いつも私は否定的な意見に目を止めてしまうけど、応援してくれてる人がいるとわかってすごく自信に繋がった。
美月「来週はバースデーライブで、今週MV撮影ってやばいよね」
「やばいね」
桃子「これから振り入れなんて無理」
史緒里「きついよね」
桃子とも話せるようになった。
初日終わりにどうしたらあんな風に演技ができるの？となんとも答えづらい質問を投げてくれたことがきっかけで色んなことを話せた。
蓮加「MVって一生残るよね。今からダイエットしても間に合うかな」
葉月「どこに落とすお肉があるのさ！今のままで可愛すぎるのでダイエット禁止！」
美波「ほんとにそう。これ以上細くなっちゃだめ」
与田が黙々とケータリングにあったマカロンを両手に収まらないほどもってくる。
話すまではみんなばちばちしてるのかな、とか一応ライバルだもんね、とか無駄に考えていたけど、いざ話してみればみんな本当に暖かくて素敵な人たち。
この人たちと同期なのは私の誇りになると思う。
桃子「MVって踊らないんだよね？」
桃子はダンスが苦手。振りを覚えても本番になったらほとんど頭から消えちゃうらしい。ちょっと心配。
「踊らないよ」
桃子「よかった〜」
お菓子を食べながらみんなと話せる事がこんなにも嬉しいと思ってなかった。
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作者名：yurima | 作成日時：2024年2月6日 23時
