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58.ワタシはタワシ･･･ ページ9
A「じゃあ、行ってくるね」
桜子「ユノさんと素敵な夜を♪」
桜子さんも知ってたんだ・・。
もうここまで来たら後には引けない。
とりあえず、花ちゃんの好意に甘えるとするか。
ガサゴソ・・。
箱に手を突っ込み、意を決してくじを引く。
当たるものが分かっていても、結構ドキドキするもんだよね(笑)
A「花ちゃん、これ」
手にした三角くじを花ちゃんに渡すと
私の目の前でペリペリっと開封。
なんだか緊張して、思わずゴクリと唾を飲み込んだ。
花「あ〜・・残念。タワシ・・ですね」
はい・・？
A「タワ・・シ？」
嘘でしょ？
話が違うじゃん。
普通に引けば1等が出るって、さっき言ってたじゃん！
A「は、花ちゃん！ねぇっ・・」
花「Aさん、ちょっと後で・・」
申し訳なさそうな顔で小声で謝る花ちゃん。
一体、どういうこと？
私に1等が当たる様に裏で仕組んでくれるんじゃなかったの？
何が何だか訳が分からず困惑していると・・・。
花「出ましたー！1等おめでとうございま〜〜す！！」
一際大きい花ちゃんの声が鶴の間に響いた。
そこには、大喜びする経理部門の藤さんの姿が。
花「皆さん、ついに出ました！1等を当てた経理部の藤峰子さんです！」
藤「あら〜いやだわ♪本当に当たるなんて思ってなくて。あはっ♪」
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作者名：ぽぽ | 作成日時：2014年11月26日 2時
