うさゆの。【秋の特別編2】 (ページ49)

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96.いくつもの顔ページ49

A「信じらんない・・。全裸で女性のベッドに入って
襲うなんて・・」

YH「ちょ、ちょっと待ってよ！最後まで襲ってないって！！」

A「最後までしなかったら許されるとでも思って？！
あんな状態で、キスしただけでも大問題だよ！」

YH「確かに、キスはしたけどさぁ・・」

A「はぁ・・今思えば、とんでもないウサギだったわ・・」

YH「好きになっちゃったんだからしょうがないじゃん。
Aにキスしたくて、我慢できなかったんだよ・・・」

だからって・・。

てっきり夢だと思って流された私も私だけど
やっぱりユノって相当な・・。

YH「その目。また僕のこと、エロウサギとか思ってるんだろ」

A「！」

YH「はぁ・・。もう否定すんのやめたよ。あ～ハイ、ハイ。
どうせ僕は、エロウサギのピョン吉さまですよ～だ」

ピョン吉・・さま(笑)

相変わらずのタコ口に加え、開き直りの態度を見せるとは。

まるで子ども・・(苦笑)

そんなことを思ったら、さっきまで壊れた蛇口のように
溢れ出ていた涙も、知らずのうちにピタッと止まっていた。

YH「ねぇ、そろそろ出ようか。僕、なんだかのぼせてきた・・」

A「ほっぺが真っ赤だよ(笑)」

YH「それは、超緊張しながらプロポーズしたからだよっ！////」

緊張してたんだ・・(笑)

そんなユノがすごく可愛くて愛しくて
思わずプヒュっと笑ってしまった。

YH「こらぁ～。笑うなよなぁ～もう！」

パシッと小さく私のおでこにデコピンをくらわすユノ。

A「いたっ！」

・・とは言いつつも、痛くないように加減してくれてる所に
ユノの愛を感じ、なんだかほっこりする自分がいた。