うさゆの。【秋の特別編2】 (ページ34)

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82.KY発動中ページ34

YH「おい、あんた！Aに興味ないって、それ本当か？」

そう！それよ！！

キュ「え？あぁ、はい。人としては、興味ありますけど
女性としては、全く興味ありません(笑)」

A「全く・・。なんだ・・そうなんだ」

キュ「もしかしてショックでした？(笑)」

A「そ、そんなことあるわけないでしょ？！」

YH「A、何で動揺してるんだよ・・。まさかとは思うけど
何度も助けられて、マジで運命感じてたんじゃないだろうな！」

A「声が大きいってば！み、耳が痛い・・」

反射的に耳を塞ごうと思い、手を上げたが
意外にも届かず・・。

そうだ。

今、私はウサギの体だったんだ・・。

人間とウサギとじゃ手の長さが違うってことに
こんなことで気付かされる。

無意識に手を上げたり下げたりしてたら、万歳のポーズを
何度も繰り返してるみたいになっちゃって、一人パタパタする私。

それを見たユノが一言ポツリ。

YH「ヤバイ・・。超可愛い・・」

A「は？！」

YH「今のめっちゃ萌える・・。もっかいやって、その動き！」

A「バ、バカじゃないの？！のん気にそんなこと
言ってる場合じゃないでしょ！」

YH「バカって言われた・・(泣)」

キュ「なぁ、この二人っていつもこんな感じなのか・・？」

CM「まぁね。ヒョンはAさんのこととなると
周りが見えなくなる時がありますから」

キュ「あんた、色々と苦労するな・・」

CM「フッ。同情に感謝するよ」

YH「おい、二人で友情深め合ってんじゃねーよ！Aが元に戻る方法を
真面目に考えろよな！」

キュ「一番、真面目に考えてないのはユノさん。あなたでしょ？」

A「そうよ！私の姿を見て、可愛いだの萌えるだの喜んじゃってさ！」

CM「・・だそうですけど？」

YH「はい・・すみません」

A「ねぇ、キュヒョンさん。先ほど話していた伝説について
聞かせてもらえませんか？」

YH「伝説？」

キュ「実は、代々うさぎの湯にまつわる言い伝えがありまして・・」

キュヒョンさんの口から静かに語られる話に
じっと耳を傾ける私たち。

それは、こんな話だった-----。