うさゆの。【秋の特別編2】 (ページ31)

今日:8 hit、昨日:8 hit、合計:141,874 hit

79.ネタばらしページ31

CM「ヒョン。ここは彼の言うことに従った方が・・」

YH「あぁ、分かってる。キュヒョンさん・・ありがとう」

キュ「いいえ。これ以上、女性が悲しむ顔は見たくないんでね」

CM「随分とキザなセリフばかり言うんですね。
あなたはフェミニストですか？」

キュ「ぷっ！そんな大層なものじゃありませんよ(笑)
女性に優しくするのは、男として至極当然のことなのでは？」

それを聞いて、呆れた顔つきのチャンミンくん。

一方ユノは、ようやく新しい浴衣に着替え終わったようだった。

キュ「さぁ、楽しいおしゃべりはそこまでです。
もっと大事な話があるので、そちらにかけて下さい」

言われた通り、大人しく椅子に座る二人。

さっきからユノは私のことをじっと見つめ
何か言いたそうな顔をしていた。

A「・・・」

YH「A・・。嫌な気持ちにさせてごめん・・。
まずは、話を聞いてほしい」

テーブルの上に乗った私に、そっと語りかけるユノ。

YH「今日の出来事・・抽選会のことは、Aへのサプライズだったんだ」

A「サプライズ・・」

YH「来月、誕生日だろ？栗林さんがせっかくだから今回の温泉旅行で
Aをびっくりさせて思い出づくりしようって」

A「ちょっと待って・・。ってことは、もしかしてみんな・・」

YH「もちろん最初から知ってたよ。ドッキリの仕掛け人たちだし」

A「私が1等を当てられなくて、藤さんにもっていかれたのも全部・・」

YH「そう。筋書き通り」

A「ねぇ・・。ユノと私が・・その・・・」

YH「付き合ってるってこと？」

A「うん・・」

YH「それもバレてる(苦笑)まぁ、それについては僕がみんなの前で
ハッキリ言っちゃったっていうのもあるんだけど・・」

ユノが気まずそうに頭を掻いた。