うさゆの。【秋の特別編2】 (ページ23)

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72.ピョン子誕生ページ23

花「え？桜子が？・・ってかさ、その呼び名やめてって
言ったでしょ？！」

キュ「クククっ・・。ペチャ子(笑)」

どうやらキュヒョンも笑いを堪えきれなかったようだ。

花「/////。桜子のバカっ！！！」

桜子「あら、ごめんなさいね～♪」

花「あれ・・？よく見たら、この子・・ピョン吉じゃないですか？」

YH「ピョン吉・・？」

花「はい。真っ白なフワフワの毛並み。どことなくそうかなって」

YH「あ・・あぁ！そうそう！この子はね、ピョン吉の妹で
ピョン子っていうんだよ。だから似てて当然だよ～あははっ・・」

花「ピョン子？！兄妹揃って、なんだかだっさい名前ですねぇ」

YH「・・・」

花「・・って、ウサギの話は今どうでもいいんですよ！
私、Aさんにきちんと謝りたいので、今すぐ部屋に行ってもいいですか？」

YH「いや、その・・。今日は僕たち二人っきりにしてくれないかな。
さっきのことも含め、Aには僕の方から全部話して謝るつもりだから・・」

花「まぁ、店長がそう言うなら・・」

YH「申し訳ないついでに、僕の頼み聞いてもらえる？」

花「何ですか？」

YH「みんな、今もまだAのこと捜して頑張ってくれてるんだろ？
だから、Aが見つかったことを伝えておいてもらいたいんだ。いいかな？」

花「分かりました。みんなに伝えておきます。
じゃあ、Aさんのこと・・よろしくお願いしますね」

YH「そんな泣きそうな顔しないの～(笑)」

花「だって・・余計なことしちゃって、結局はAさんを傷付けることになったし。
はぁ・・私、嫌われちゃったかも・・。もう口もきいてもらえないかもしれない・・」

栗林さんが大きなため息をつき、ガックリとうな垂れた。

いつも元気な彼女だけど、今回ばかりは相当堪えたみたいだな・・。