I Believe you２【黒尾鉄朗】【及川徹】

Believe*38 ページ9

黒尾side*




・





研磨を見つけた後、合宿所に戻り









槻木澤高校と練習試合をした









練習試合をして勝ったものの、









疑問に思うことがある








Aの様子が可笑しい








研磨を探しに行った後から、何時もより元気がない








A「夜ご飯の準備できましたよー！！」




全員「「アス！」」







部員には笑顔で振舞ってるかもしんねぇけど







無理して笑顔を作ってんのバレバレ







俺の観察力も舐めんじゃねぇよ








…研磨には負けるけど、な









取りあえず、他の部員がいなくなった事を見て







体育館のドアの前にいるAの方へ向かう







黒尾「おい、A」




A「どしたの鉄朗？…そんなまじまじと見て」







やっぱり、何か隠してんな。









黒尾「Aさ、研磨捜している間に何があった？」





俺は単刀直入に聞いた





A「…っ。」





口ごもるA、やっぱり図星かと溜息を着く






すると、Aは口を開く






A「…私ね、









　



　 徹に会っちゃったんだ…」









＿＿＿＿今、なんて言った？









黒尾「…人違いじゃねぇのかよ」







あまりにも急過ぎてAに問うが








Aは首を振り







A「…人違いなんて絶対しないよ



　 って言うか会話だってしたし。」






まじかよ・・・







Aは続けて言う







A「その時にさ、明日の夜に会おうって言われたんだ。




　 話があるからって…」







Aはそう言うと俯き始めた






黒尾「明日、行くのか？」




A「…正直行きたく、ないかな」






思ってた言葉と違ったので俺は少し眉をあげた






A「だって、何言われるか分かんないじゃん…


　 怖いよ」






…ったく、Aのウジウジするのは悪い癖だな








黒尾「Aはトオル君の事、どう思ってんだよ」





俺は更に続けて冷たく言う




黒尾「ま、嫌いなら別に行かなくても良いだろうけどよ」




すると、Aがこっちを向いて









A「…まだ、好きだよ」









…あーあ、また潤目になりやがる






黒尾「…だったら行って来いよな。」






と、Aの頭をポンッと手を叩き





俺は食堂まで向かった

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