自分は永久不滅の性別不明実況者だった

047 ページ1

『本日お集まりの皆さんは多くのホラーゲームをしてきたでしょう』

　その後ガッチマン、牛沢とも合流して動画を早速とり始める。導入は私から。

「いやぁまぁね」

　ギチギチな部屋の中でする実況はむさ苦しいことこの上ないが、合いの手などしてくれてるのでそこそこに楽しい。

『そんなみなさんにやってもらうゲームはこちら！』

「ブッファ」

　ハイテンションでゲームを始めようとすると、キヨが思いっきり吹いた。唾が飛んだのか、レトルトが汚な！と叫んでいる。

「待って！めっちゃ声変わる！セールスマンかよ！」

「それお前は言えねぇだろ！」

　ヒーヒー笑うキヨを宥めると、すぐにtake2を撮り始める。もちろん一言一句同じ。

『そんなみなさんにやってもらうゲームはこちら！Bendy and the Ink Machine』

「発音良！え！？めっちゃ発音良！」

　今度はレトルトが突っ込んでくる。もう全然動画撮れないじゃん！もう話盛り上がってるじゃん。

『動画の方勧めてもよろしいでしょうか？』

「あ、すんませーん」

　と、言うことで軽くゲームのストーリーを説明して、チャプター1だけやって、好評だったり面白かったらまた集まってやるという旨を話した。

『えー、今回all英語です』

「マジで？」

『動画編集の際にお世話になってる翻訳者様の翻訳を入れますが、プレイは全て英語です』

　というと、お世話になってる翻訳者ってなんだよ。と、またツッコミが。このままだと実況者7時間くらいかかるぞ。

048→

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す