三十番目 ページ30
「おはよう、ぴくとくん」
「お、おはよう！」
教室に行くと、彼はノートをパタリと閉じて笑いかけてくれた。ようやくの学校、犯罪者のいない素晴らしい空間。
「いや、いきなり連絡つかないし、家に行ったら引っ越してるしで驚いたよ」
「あ、ごめん。忙しくて連絡するの忘れてた…」
というか、スマホ見つからなかった。またクラレ先生に買ってもらうけど、スマホ見つからないってどういうことだよ。
「いやいいよ、それよりこれ休んでた時のノート。あと、テストに出るところとか」
さすが優等生！と称えなくなるような完璧なノートに、私は涙が出そうになる。なんてお優しいのだろうか。
「ありがとうね！ぴくとくん」
「え、あ、うん。そうだ、この前の…鬱さん？の件だけど、多分僕失礼なことしたから謝っといて」
「了解」
私が軽く敬礼をすると、そこでチャイムがなった。嘘、まじで遅刻ギリギリだったんだ。あっぶなー。
「座れー」
私は急いでぴくとくんの隣の自分の席に座る。ひとらん先生怒ったら怖いからなぁ…
「今日のホームルームは以上で、不審者情報が一件。女子高生相手に露出を行う野蛮人がうろついているらしいから、複数でなるべく男女混合で帰るように」
露出かぁ…うーん、一人で帰るべきか否か。
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うささん(プロフ) - どこまでもドアさん» 最初はhit数が2桁でしたから、苦笑してましたよ。私、クラレ先生が本当に大好きなので、そう言ってくださると幸いです！ (2020年1月4日 18時) (
レス) id: bf4eafc009 (このIDを非表示/違反報告)
どこまでもドア(プロフ) - うささんさん» え、伸びてないだなんて、とんでもない！短期間で星に黄色着くなんて凄いじゃないですか！実際hit数の平均が1,000て笑 めちゃ実力ありますやん！あ、私個人的にクラレ先生の喋り方が本物っぽくて好きです (2020年1月4日 17時) (レス) id: 8785b7590e (このIDを非表示/違反報告)
うささん(プロフ) - どこまでもドアさん» 最初は全然伸びてなくて、面白くないのかな？って思っていたのですが、そう言ってくださると自信が出ます！ありがとうございます！ (2020年1月4日 11時) (レス) id: bf4eafc009 (このIDを非表示/違反報告)
どこまでもドア(プロフ) - はぇー、面白かった…。まだ全然序章だと思うけど笑。応援してますよ！更新頑張ってください！ (2020年1月3日 23時) (レス) id: 8785b7590e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うささん
| 作成日時：2019年12月28日 13時
