二十番目 ページ20
「警察側は彼女を加害者ではないかと思ってて、監視などに力を入れようとしてます。ここで彼女を殺したら、尻尾を掴まれる可能性があるから反対です」
あくまで我々の身に危険が迫るから殺すべきではない。という意見に、反対していたオスマンは確かにと頷く。
「私はシンプルに、親死んで怪我までして、そんで死ねは可哀想でしょ」
Aが怪我をしていると聞くと、何も知らなかったロボロとひとらんが険しい顔をする。同情は人を陥れる最高の感情だ。
「俺はあれやな。親殺したし、流石にな……」
ゾムが歯切れ悪そうに答えると、ずっと黙っていたひとらんが資料を握りしめて机を叩く。大きな音がして、全員が注目する。
「シッマ、この子殺したら俺がお前を殺す」
「は？何言ってんねん」
ーーひとらんらん
ーー主に秩序を守るために犯罪者を殺す犯罪者である。社畜のため他メンバーよりも活動量は少ない。
ーーその社畜とされる就職先は…
「俺の生徒に指一本でも触れてみろ、殺すぞ」
ーーAとぴくとの担任で高校教員である。
ひとらんの殺気に、誰一人として動けない中、グルッペンは腕を組んで悩んでいた。私情をここで挟んでくるか…と。
「わかった、彼女は保留をすることにしよう。幸いクラレ先生が彼女の過去を気に入ってくれてな、保護者として名乗り出てくれた」
「クラレ先生が…」
その名前を出すと、どうでも良さそうに反対をしていたショッピが揺らいだ。彼の監視下なら、大丈夫なのではないかと。
「集まってもらって悪かったな、全員解散だ」
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うささん(プロフ) - どこまでもドアさん» 最初はhit数が2桁でしたから、苦笑してましたよ。私、クラレ先生が本当に大好きなので、そう言ってくださると幸いです！ (2020年1月4日 18時) (
レス) id: bf4eafc009 (このIDを非表示/違反報告)
どこまでもドア(プロフ) - うささんさん» え、伸びてないだなんて、とんでもない！短期間で星に黄色着くなんて凄いじゃないですか！実際hit数の平均が1,000て笑 めちゃ実力ありますやん！あ、私個人的にクラレ先生の喋り方が本物っぽくて好きです (2020年1月4日 17時) (レス) id: 8785b7590e (このIDを非表示/違反報告)
うささん(プロフ) - どこまでもドアさん» 最初は全然伸びてなくて、面白くないのかな？って思っていたのですが、そう言ってくださると自信が出ます！ありがとうございます！ (2020年1月4日 11時) (レス) id: bf4eafc009 (このIDを非表示/違反報告)
どこまでもドア(プロフ) - はぇー、面白かった…。まだ全然序章だと思うけど笑。応援してますよ！更新頑張ってください！ (2020年1月3日 23時) (レス) id: 8785b7590e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うささん
| 作成日時：2019年12月28日 13時
