暴力とは ページ8
「死柄木……弔ｯ!!」
私はお館様の前にも関わらず、立ち上がってしまった。すぐに冷静になり、頭を下げるが頭からあいつの顔が離れることは無い。
どうやら、服装がおかしいことから未来の人間と判断し、鬼殺隊で保護することにしたらしい。私としては、監視だがな。
「時期ヒーローが人殺しかよ、偽善もいい所だよな？」
彼は敵のほぼボス的立場であることから、柱ほぼ全員で監視することにした。一応対策として、親指と中指をテーピングしてる。
「無視か、親が人殺しだけあって酷いことするな」
無視だ。話しかけられたところで、無視をすれば問題ない。こいつがやってきたこと、色々と腹が立つことがあるが、我慢だ。
「こっちなら、敵活動も楽だろうな。A、敵にならないか？」
彼はニマニマと笑い、私を挑発する。多分こいつは、私にお館様の任務を破らせたいのだろう。
「ヒーローになれなかった子供が、鬼殺しという名の人殺しになるのと、敵になるの、何が違うんだ？」
「おい、てめぇこれ以上」
不死川さんが彼を止めようとした時、全員腹を立てていたと思う。自分の生き方を、人殺しと同じにされたのだから。
「うるせぇな」
しかし、一番最初に行動にしたのはAだった。腹を蹴り、死柄木を飛ばす。宇髄は昔、敬語を付けない人を聞いた時を思い出した。(弔とは。より)
ああ、こいつがもう1人なのか。と。
「殺すぞ」
腹を抱えて痛がる死柄木を持ち上げ、目を合わせる。前まで手があって無理だったが、今は目を合わせて言うことができる。
「お前が勝己くん、オールマイト、相澤先生にやったこと。忘れないからな」
そして、1発腹を殴る。すると、彼は立ち上がることすら出来ないといったようにその場で膝をつく。
「それから、私にデコピンしたことも、忘れねぇからな」
……
「勝手な行動申し訳ございません。公私混同するつもりはなかったのですが、少し私情が挟まってしまいました」
くるりと向きを変えて、柱の方々に頭を下げる。その時、柱全員が微笑んでいるAを見て同じこと考えた。
(怖っ)
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うささん(プロフ) - クッキー大好き！さん» 返信遅れてすみません！これからも更新頑張ります (2019年8月28日 22時) (
レス) id: bf4eafc009 (このIDを非表示/違反報告)
クッキー大好き！ - やっと来たー！！楽しく見てました！！これからも更新してください！！ (2019年8月20日 19時) (レス) id: dcaad7b3be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うささん
| 作成日時：2019年8月17日 22時
