潰れるとは ページ10
「お前ら、ここしっかり覚えとけよ」
Aが消えて、いくつもの時が流れた。最初は沈んでいた空気も、次第に慣れてきた。その時だった。
「え、嘘！」
きゃ、いや、なに！という叫び声が聞こえたかと思ったら、上から大量の人が落ちてきた。A組の中には、また敵かと焦るメンバーもいる。
「ててて、どこですか……ここ」
「ｯ!!A!!」
Aが声をあげると、轟が急いで駆け寄った。他のメンバーもその声に釣られ、Aの元へやってくる。轟がいつもの様に近づこうとすると……
「俺の継子になんのようだ」
冨岡がそれをとめた。それだけじゃない、一緒に落ちてきた炭治郎たち一派や、柱全員が警戒している。
「蜜柑川、お前今までなにしてた」
相澤が冷静に問うと、Aはポカンとしたまま経緯を話した。その様子を見て、柱たちは警戒を少しずつゆるめる。
「てか、え……なぜ皆さんがこちらへ？」
「来たのはお前だ」
それでもやはり訳が分からないと言いたげに、Aは首を傾げた。
「誰が一番つぇんだ！！」
沈黙が続く中、黙っていられない人がいる。伊之助くんだ。たぶん、1番強いのは相澤先生か、焦凍くん。だけど。
「あそこの紫色のチビだよ」
問題を越すわけには行かないから、犠牲になってろ、峰田。と、Aが目を瞑る。峰田を勝負だ！と言って、追いかける伊之助、それを追いかける炭治郎と、善逸。
「で、どの子が本当に1番強いんだ！俺の継子になれ！」
という無茶苦茶なことを言い始める煉獄。こればかりはAもフォローができず、黙り込む。
「継子はよくわかんねぇけど、俺ら全員相澤先生の教え子なんで無理っす！」
ここで、漢を見せたのは切島だった。煉獄がそうか！というと、宇髄がフラれてやがると爆笑する。
なんとか上手くやれそうだ。
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うささん(プロフ) - クッキー大好き！さん» 返信遅れてすみません！これからも更新頑張ります (2019年8月28日 22時) (
レス) id: bf4eafc009 (このIDを非表示/違反報告)
クッキー大好き！ - やっと来たー！！楽しく見てました！！これからも更新してください！！ (2019年8月20日 19時) (レス) id: dcaad7b3be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うささん
| 作成日時：2019年8月17日 22時
