【HQ】君達の裏切り、僕が裏切ってあげる。

9.ヤバイ転校生 ページ11

キーンコーンカーンコーン＿＿



ガラララ



朝の会が始まるチャイムとともに先生が入ってくる。



「おはようございます！」



「「「おはようございまーす」」」



うん、みんないつも通りで問題ないようん



たださ、廊下から妙な視線を感じるんだけどストーカー!？
もしかして僕にモテ期到来照れる！可愛い子なら大歓迎！



「………で、今日は転校生がこのクラスにきます！」



知ってるっつの今現在進行形で見られてるんですけど←



「なぁなぁどんな子かなー！」



隣からはノヤさんの声が聞こえる。



・・(←ここ重要！)
現在のところはノヤさんの隣の席である僕。



「潔子さんには及ばないだろーけど可愛い子ならいいや！」



「一番はやっぱ潔子さんだよな！」



………さすが同士！



そして、先生が「入って！」といい転校生がドアをあけ教室に入ってくる。



「………初めまして！こ、琴霧 愛といいますぅ！よ、よろしく!」



…………可、愛い？けど



いやあの、見た目はまぁ文句なしだよ？僕よりは可愛いと思う(←だって可愛いよりカッコいいからね)けどさ、なんかヤバそうだなぁ。



あ行の小さい言葉(例『やったぁ』『私ぃ』)とか使うやつっていかにもぶりっこ+悪女っていうじゃん？



まぁそれも面白いんだけど。



チラリと横目でノヤさんを見ると唸ってたw



いかにも「なんか関わったらいやな予感するって本能がそういってる」といわんばかりである←



「じゃあ席は＿＿」


「先生！」



先生の言葉を遮って彼女は言う。



お？いやな予感しかしねぇぞ!？



お約束のー!？



「私、席あそこを希望します！」



キタァァ！！



彼女は僕の方を指しながら笑顔で言う。



うんそうだねーこれはノヤさん狙いかな。



またまたチラリとノヤさんを見ると目を見開いてフリーズしてた←ウケルw



「いいですよね！先生！」



「え、でもそこは真音さんが＿＿」



先生が困ったように言うが。



「あなた真音さんっていうんですか？いいですよね！私に譲ってくれません？」



ゴリラ押しだな(ゴリ押しってことです)



でもここで断ったらめんどくさそうなので



「いいですよー、どうぞどうぞ」



作り笑顔で神対応をする。



悪女とぶりっこのトリセツほしいw



「本当に!？ありがとぉ！」



うっわ、感謝してる感じ全くないって思ってるのは僕だけ？





………そしてドンマイ、ノヤさん。





【ノヤさんの囮】

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