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Nishijima side
全身が熱くて、車を運転している日高や窓から見える都会の景色はぼんやりして見えている。
今は病院からの帰りで、家に向かっている。
話を聞く限り、ひどい風邪っぽい。
しばらくは休まないといけない状態だった。
日「旦那様、到着しましたよ！」
慌てた様子で車から降りた日高は、後部座席のドアを開け、ぐったりと座り込む俺に肩を回して降りるのを手伝った。
そうしていると、すぐに宇野さんも家から出てきて俺の背中を支えた。
2人に介助されながら家の中へと入っていく。
宇「別のお部屋を用意していますので…！」
西「あぁ…。」
要するに隔離されたってこと。
まあ、妥当だけど。
日「旦那様…もう少しですので…。」
西「分かってる…。」
俺の部屋となる部屋は、2階の片隅の寝室にある。
高熱でフラフラになり、足元が安定しない俺を支えながらゆっくりと階段を上がる。
すると、少し離れたところに見覚えのある姿が見えた。
視界がぼんやりしているのに、その姿だけはすぐに分かった。
壁から心配そうな表情をして覗いているのは間違いなくAさんだった。
前よりまた少しほっそりしているようにも見えた。
俺と目が合ったのか慌ててリビングのほうに逃げていってしまった。
その瞬間、仕方ないと思えたが、どこか寂しくも感じた。
高温の熱でまとわれた身体だったが、心はどこかひんやりしているように感じた。
そのまま支えられながら2階に続く階段をゆっくりと上った。
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カリリン - 続きが見たいです。 (2020年7月19日 0時) (
レス) id: 8563779d05 (このIDを非表示/違反報告)
カリリン - 新作を楽しみにしています！早くみたいです。 (2020年6月20日 18時) (レス) id: bf9dd9968c (このIDを非表示/違反報告)
fuka(プロフ) - はじめまして！ 何度も繰り返し読ませていただいてますが、すれ違う2人がもどかしくてウルウルしちゃいます。お時間ありましたら、また更新頑張ってください！ (2018年9月24日 16時) (レス) id: 8106579e6a (このIDを非表示/違反報告)
のぞみ(プロフ) - 更新、楽しみにしてます！ (2018年8月27日 11時) (レス) id: d8bfb87526 (このIDを非表示/違反報告)
ao.ao - 更新楽しみにずっと待ってまーす！ (2018年6月19日 21時) (レス) id: c44633c2f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるじろ | 作成日時：2018年5月3日 18時
