【カゲプロ×暗殺教室】紅き瞳の氷結暗殺者*part5* =目を凍らせる話= (ページ4)

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154時間目＝親愛の時間＝ページ4

｢ねぇA」
｢なんだ」

俺達含める全員がグラウンドで集まり鷹岡といろんな話で盛り上がっている中、香流鴉が俺にコソっと話しかけてきた。

それを、俺は顔を真正面に向けたまま返事をする。

ま、鷹岡を観察しているんだが。

｢鷹岡先生、どう思う?」
｢俺は大嫌いだ。
家族と認めてない、俺の親はもう居ないわけだが俺の中では生きてんだ。
....勝手な事しやがって」

大嫌いだ。アイツは。
俺の親はふたりだけなんだよ、お前なんか求めてないし望んだ覚えだってない。

勝手に家族ヅラしやがって。

｢キレてる?」
｢当たり前だ。というか、そういうお前はどうなんだ?｣

ニコッ、と笑う香流鴉に即答。
ついでに質問仕返しといた。

香流鴉は｢私?｣と言った後、考える素振りを見せた。
少し経った後、

｢私も大嫌いかなぁ｣

と、香流鴉は笑顔で言った。
だが、どことなく怒りを滲み出させた笑顔。

｢あの人嫌い。
私の親戚より大っっ嫌い｣

目が据わってる。

...ヤバイ。

こんな香流鴉初めて見たぞ...?

多分、俺の怒りとは比べ物にならないかもな。

そんな事を思っていたら、何やら不破から紙が回ってきた。

横を見ると、香流鴉も同じようだった。
俺は自分がもらった紙を見る。

｢は?｣

驚くより先に、声が出てしまった。
ちょっと待て...いやいや、有り得ねぇよ。

“10時間目”は流石にキツいぞ?

紙は時間割表だった。
ただの時間割じゃない。

土曜以外の全ての曜日が、4時間目から10時間目...午後九時まで体育、もとい訓練の時間割。

香流鴉は顔面蒼白状態で驚いていた。

｢このぐらいは当然さ
理事長にも話して承諾してもらった。
“地球の危機ならしょうがない”
と言ってたぜ｣

鷹岡は平然と説明する。

｢この時間割についてこれればおまえらの能力は飛躍的に上がる。
では早速...」
｢ちょっ...待ってくれよ
無理だぜこんなの!!｣

絶望する俺らをよそに訓練を始めようとする鷹岡に、前原は待ったと言わんばかりに反論を始める。

｢勉強の時間これだけじゃ成績落ちるよ!
理事長も“わかってて”承諾してんだ!!

遊ぶ時間もねーし!!
できるわけねーよこんなの!!｣

その途端

｢っ!!｣

前原の腹に、鷹岡の強烈な膝蹴りが入った。
前原は、立ち上がる事も出来ずその場に崩れた。
...鷹岡が地面に投げ捨てたんだ。

｢言ったろ?俺達は“家族”で俺は“父親”だ。
世の中に...父親の命令を聞かない家族がどこにいる?｣

...この

クズ野郎が。