【カゲプロ×暗殺教室】紅き瞳の氷結暗殺者*part5* =目を凍らせる話= (ページ13)

今日:18 hit、昨日:0 hit、合計:38,252 hit

163時間目＝実行の時間＝ページ13

放課後。
寺坂の暗殺決行の時間だ。

皆プールに入ってそれぞれ遊んでいる。
ちなみに俺は、一応水着に着替えてその上に半袖のパーカーを着ているが...まぁ大怪我してるのでプールサイドでパラソルにお世話になり、直射日光回避中。

遊んでる皆を見て羨ましく思いながらも、体育座りで頬杖を付き、ジュースを飲む。

紙パックからはズコー、という気の抜ける音が鳴る。

｢よーしそうだ!!
そんな感じでプール全体に散らばっとけ!!｣

しかし、俺の目の前で寺坂は暴君さを見せ付けていた。

制服のまんま、プールの皆に威張り散らす。
右手には、銃。
アホ...銃一本で相手する気か?

｢疑問だね僕は
君に他人を泳がせる技量なんてあるのかい?｣
｢うるせー竹林とっとと入れ!!｣
｢フヒィ!!｣

まだプールに入ってなかった竹林を、寺坂は蹴って無理矢理竹林をプールに落とした。
そこへ、俺の後ろから殺せんせーがやって来た。

｢なるほど
先生を水に落として皆に刺させる計画ですか。

それで君はどうやって先生を落とすんです?
ピストル一丁では先生を一歩すら動かせませんよ｣

問題はそこだ。
銃一本でなんて、まして寺坂の暗殺術では殺せんせーを落とすなんて出来ないだろう。

どうする気だ...?

｢......。
覚悟は出来たかモンスター｣
｢もちろんできてます。鼻水も止まったし｣

寺坂は銃を殺せんせーに向ける。
それに向き合う殺せんせー。

皆が注目する。

｢ずっとテメーが嫌いだったよ。
消えて欲しくてしょうがなかった｣
｢ええ知ってます。
暗殺の後でゆっくり２人で話しましょう｣

怒りを顔に出す寺坂と、それに反しナメてる時の緑のシマシマ模様の顔で、絶対殺されないという自信を言葉に表す殺せんせー。

それにキレたのか、寺坂はついに...引き金を引いた。

...?
なんだ?何も起こらない_____

ドォォォォォォォォン!!

___そう思ったのも束の間だった。

俺の目の前で、プールは勢い良く、爆発音を立てて爆発した。